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BASF、成長市場のアジアに 2工場を開設

タイに新設した自動車用塗料生産工場

BASFのコーティングス事業本部は12月11日、上海近郊の漕涇にある上海化学工業団地(Shanghai Chemical Industry Park, SCIP)に、自動車用塗料工場を新たに開設した。1億4千万ユーロ(約187億6千万円)を投資した今回のプロジェクトは、BASFとHuayi Fine Chemical Co., Ltdの合弁事業である既存自動車用塗料工場を拡張したもの。今回の拡張によりBASFの現地生産能力が高まり、成長を続ける中国およびアジア太平洋地域の自動車市場の拡大をねらう。

また、昨年12月13日にもタイのサムットプラーカーン県にあるバンプー製造拠点に、自動車用塗料工場を新たに開設したことを発表した。今回新設した工場は、ASEANにおけるBASF初の自動車用塗料の製造施設であり、溶剤、水性の自動車用塗料を生産する。同地域の市場における需要拡大に対応した。

新生産工場は、同じ場所に2015年9月に開設したコーティングス・テクニカル・コンピテンス・センターASEANの施設を補完する工場となる。このテクニカル・センターには、製品開発用のラボ、高性能アプリケーション設備、カラーデザイン、小ロットの生産ユニットなどを完備している。生産施設と技術施設を同じ場所に置くことで、業務の効率化を図り、市場投入までの時間を加速させる。新工場はBASFがカスタマイズ式のサービスを提供するだけでなく、将来的な拡張も可能な余力がある。新たな生産要件や業界の動向にも柔軟に適応できるように設計されている。

BASFアジア太平洋地域プレジデントのアンドレア・フレンツェル氏はタイの新工場について「今回新たに開設した自動車用塗料工場によって、ASEANにおけるタイの主要市場としての役割を果たし、近隣諸国の経済発展を支援することを私たちは目指していきます」と話す。