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BASF、国際デザイン賞を受賞 遮熱塗装評価

BASF「iF Design Award」を受賞

BASFのコーティングス事業本部は、車内の温度調節に貢献できる機能性塗料テクノロジーが高く評価され、国際的に権威のあるデザイン賞の一つである「iF Design Award」のAutomobiles/Vehicles(自動車/乗物)部門を受賞したと、4月3日発表した。

BASFの新たな遮熱塗色システムは、自動車の保護するだけでなく、質の高い仕上げを追求し、快適性と効率を高めている。快適性の塗料システムは、高エネルギーの近赤外線を透過するベースコートと近赤外反射フィラーを活用。猛暑の環境を想定した評価試験では、従来比較して車の表面温度を最大20℃低減したという。

この結果から、車内の温度調節するためのエアコンの使用を軽減することが期待されるという。BASFのEMEA地域Pigments, Dispersions & Innovative Colors部門を率いるシュテファン・シュヴァルテは、「エアコン調整のような要素は車の様々な領域、特にエレクトロモビリティの分野に大きな影響を与えます。当社のテクノロジーはエネルギー消費を低減し、車の効率を最適化します」と述べる。また、同社の遮熱塗色システムは、明色から暗色まで幅広い色域に対応しているという。

なお、iF Design Awardの審査員からは、塗料システムの独自な特性だけでなく、将来のモビリティへのデザイン面での潜在性あると、機能性とデザインの両立した点を評価された。