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塗料・塗装団体、住宅内装の塗替えキャンペーン検討

日塗工、日塗商、日塗装の主催3団体が取り組み、3年目を迎えた平成29年度内装塗替え支援キャンペーンは幼稚園や保育園、公民館などの公共施設が対象だが、新たに一般個人住宅を対象とする塗替えキャンペーンの検討も進めている。

個人住宅向けの内装塗替えキャンペーンの専用のウェブサイトを作成して開設。そこで一般生活者が自宅を塗り替えた際のビフォーおよびアフターの写真を公募し、採用したものには賞品を贈呈するなどといった仕組みだ。

「一般生活者にダイレクトにアピールできる仕掛けになる」(関係者)。3団体のホームページへはリンクを張る。これに加え、内装塗替え振興の一環として東京塗料会館のフロアの3面の壁、天井の一部などを意匠性にあふれた塗装に塗り替える。デザインペイントの専門家のヨザン弥江子氏(フォーアーツデザイン)に依頼し11月末辺りまでには完工の予定だ。

会館は貸し会議室も営業しており人の出入りも多い。デザイン性に富む内装塗替えの魅力を対外的に発信、アピールする狙いがあるという。また、平成29年度の支援キャンペーンは4月から始まっているが、今年も夏休み中に実施の申し込みが多く、12件の支援が確定した。

すでに実施済みの物件も多く、報告書の提出を待っている状況だ。高知、鹿児島の両市で行った幼稚園や保育園への支援メニュー案内のダイレクトメールが功を奏して獲得した物件も一部ある。7、8月に施工のものが多い。昨年多かった神奈川、滋賀両県は今年も実施物件が決まった。

支援キャンペーンの応募期限は来年3月31日まで。今年度も全国50件を目指し、費用補助限度10万円の500万円の予算を確保しており、活発な申し込みを求めている。募集対象は幼稚園、保育園、小学校などの教育機関や公民館などの公共施設。応募は応募用紙に必要事項を記入の上、主催3団体のいずれかにまで申し込むこと。