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神工塗、技能コンクール 東京所属がトップ特別賞

講評を行う林栄治氏

神奈川県工業塗装協同組合(堀切義明理事長)は、3月23日午後6時から神奈川県横浜市西区北幸のキャメロットジャパンで「第27回神奈川工業塗装まつり・塗装技能コンクール」の表彰式を開き、特別賞13作品、優秀賞10作品、優秀作品11作品を表彰した。また、初めて工業塗装マイスター表彰式も行われ、第一号に西浦塗装工業所の田中勝彦氏が受賞した。 

表彰に先立ちあいさつに立った堀切理事長は、「人手不足の忙しい中、多くの作品が集まり技術への執着に感心しました。塗装技能コンクールを27年開催しておりますが、特別賞のトップを神奈川県以外で東京所属の林塗装工業所の林さんが初めて受賞しました。悔しさやより、嬉しさの方が大きいです。次は埼玉に受賞してもらい、切磋琢磨して工業塗装の技術を高めていければと思います」と話し、応募者全員を労った。

塗装技能コンクールは、出品作品は指定、自由作品とも横30㎝、縦60㎝、厚さ0・8㎝の金属板に塗装する。指定作品はアミノアルキド(メラミン)樹脂塗料を使い、下半分を半艶(グロス60)の黒で、上半分をレッド、イエロー、グリーン、ブルー、パープルの5色(全てソリッド色)から選択する。また自由作品は、指定色以外の色調やハンマートン、メタリック、レザートン、チリメン、サテン等の仕上げ、伝統的手法、特殊塗料・特殊材を用いて制作する。

受賞作品は「神奈川工業塗装まつり」として、2月24日からの2日間にわたり、横浜市新都心ビル9階センタープラザ〈そごう横浜店〉で展示し、一般生活者へ工業塗装の技術のPRを行っている。

受賞者自ら行う講評では、神奈川県知事賞の林栄治氏(林塗装工業所)が「ゴミの付着過程を分析して、作品を出品しました。今回の分析結果は、普段の大量生産にも応用しています。作品展だけに終わらせず、仕事にどう繋げるかが大事だと思っています」と話した。一方で横浜市長賞の木下リキ氏(第一塗装工業)は「ゴミは当然付着することを前提に、磨きを工夫し、目立たないようにしています」と述べ、作品へのアプローチの違いが見られた。
特別賞の受賞者は次の通り。
【特別賞】
〔指定作品〕▽神奈川県知事賞=林栄治(林塗装工業所)▽横浜市長賞=木下リキ(第一塗装工業)▽川崎市長賞=林栄治(林塗装工業所)▽▽厚生労働省神奈川県労働局長賞=菅谷正和(第一塗装工業)▽神奈川県議会議長賞=斉藤裕一(林塗装工業所)▽神奈川県工業塗装協同組合顧問賞=大平良幸(西浦塗装工業所)
〔自由作品〕▽神奈川県職業能力開発協会会長賞=勇木輝(三宝工業)▽神奈川県中小企業団体中央会会長賞=横井友祐(新生塗装工業所)▽横浜企業経営支援財団理事長賞=加藤祐志(和光塗装工業所)▽神奈川県技能士会連合会会長賞=久保田桂司(西田金属塗装工業所)▽日本工業塗装協同組合連合会会長賞=三善康祐(坂本塗装工業)▽神奈川県工業塗装協同組合顧問賞=西川孝(日栄美装)▽塗料報知新聞社賞=西田泰雄(西田金属塗装工業所)