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日建連、汚染試験方法を確立

日本建設業連合会(中村満義会長、日建連)は、2月16日、短期間で耐汚れ性能を評価する「日建連式 促進汚染試験方法」を確立したと発表した。これまで、外装材の「汚れ」について高価な評価装置が必要であったり、建築系の仕上材に不向きな試験方法が提案されていたなど、ユーザーが求める評価方法が確立していなかった。今回の試験方法では、建物外装に用いる塗装の経時による汚れの程度を早期に把握することを目的とし、試験者の技量に左右されない試験方法を確立している。

試験体に用いる下地材料は、表面処理したアルミ板(アロジン処理)またはフレキシブル板を用いる。寸法は100×150㎜以下とする。試験方法の手順として、試験体の前処理、試験前の色差測定、汚染処理、洗浄処理、試験後の色差測定という流れになる。

汚れ物質の付着は、擬似の汚れ物質としてカーボンブラック(FW―200)の5%懸濁水を用いて試験体表面にスプレーまたは刷毛で塗装面が見えなくなるまで、均一に塗布させる。その後、室温(温度20℃、相対湿度50%程度)で、塗布面の光沢がなくなるまで乾燥させる(目安1時間程度)。

乾燥後、超音波洗浄機を用いて20秒洗浄し、300ccの水で洗い流し、塗装面の水滴がなくなるまで、室内で乾燥させる。試験結果の色差評価は、複数の製品のスクリーニングの場合、明度あるいは明度差の大小により性能を比較することができる。また、促進汚染試験と屋外暴露試験とのデータの関係式により、促進試験の結果から実際の環境における汚れ具合を推定することができるとしている。

今後の課題としては、温水処理(50℃) に対する熱可塑性材料や酸処理 (5%硫酸)に対する1液型塗料、加熱硬化型塗装の前処理方法や塗装材料・方法により塗膜劣化の可能性などの検討が必要としている。なお、「日建連式 促進汚染試験方法」は日建連のHPにて詳細の内容をダウンロードできる。

外装用塗装材料の耐汚れ性能の評価方法
http://www.nikkenren.com/publication/detail.html?ci=251