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日塗商青年部が発足、140人余が全国から

あいさつする青年部清新会長

あいさつする青年部清新会長

注目の日本塗料商業組合青年部は設立総会を6月3日午後3時から、東京都渋谷区恵比寿の東京塗料会館で開き、当初予想をはるかに上回る142人もの多数の会員数で発足した。当日も北海道から沖縄まで有力販売店がこぞって顔を揃え、青年部会員だけで90人近くが参加。総数120人弱の熱気あふれる発足会となった。

あいさつでは清元秀日塗商青年部新会長が「私は1974年生まれでオイルショック後、日本が世界の経済をリードし、またバブルを経験した中で育っていますが、社会人になってからはバブルが崩壊し決して良い時代を過ごしてきたわけではありません。混沌とした状況が続き難しい時代に入っていると思っています。そのような中でここにいる皆様は生まれ育った時から塗料販売業を背負い、一抹の不安を感じながらも自分の商売が良くなっていくことを望んでいる方ばかりだと思っております。

塗料販売業の未来を考え、次世代へこの塗料という商売を引き継いでいくに当たり、一生懸命に皆さん日頃苦労しながら努力されていることと思います。この青年部にはそのような同じ立場の方々が集まり、ご自身の商売、人生、会社のために皆さんで意見を交換し交流を図り情報を集めこれからの塗料販売の未来、ペイントビジネスのこれからを話し合っていくそのような同じ目的の下、青年部を発足したいと思います。これまでは全国を回り皆さんから希望や期待を聞いてきました。これからはここに集まっている皆さんが同じ仲間としてこれからの我々の明るい塗料販売の未来を一緒に作っていきたいと思います」と発足にあたっての決意と抱負を述べた。

議事では規約や29・30年度の役員を決定。主な活動は6月の総会及び研修会と11月の研修・交流会の年2回の全体活動と年1、2回の有志による分科会活動(店舗研究会)で構成。29年度事業計画には11月11日(土)開催予定の大阪での全国研修交流会(仮案:「今後の塗料販売店のあり方について」=グループディスカッション)を盛り込んだ。店舗研究会の29年度は第1回を9月5日(火)にモリエン(兵庫)にて開催の予定。第2回は来年2月の予定。役員会も年4回開催する。年会費は6千円で事務局は日塗商本部事務局に置く。
 
なお、役員体制は次の通り。
▽会長=清元秀(フジミ)▽副会長=富澤浩史(高瀬塗料)森一朗(モリエン)▽理事=小寺治(浪速塗料)永井宏和(第一塗料商会)笠井泰嘉(南海プランナー)髙橋正樹(リンペイ)▽理事・会計=榊原卓哉(榊原)▽監事=富田浩正(富田商店)森健夫(森商事)