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アイカ、UV塗装の不燃化粧板発売

アイカ工業は、大理石やセラミックタイルに比べ、軽く施工性に優れた不燃化粧板「アルディカ」を発売した。地下街、駅、高層ビル等で不燃材料のニーズの高まりを受けて開発し、軽く、加工や施工がし易いのが特徴。重量は6・2㎏/㎡で一般的な石材の4分の一ほど。施工面でも石材に比べ、職人1人の1日あたりの施工可能面積は約8倍となる。また、専門の職人を必要とする石材やタイル・陶板と異なり、一般的な内装業者によって施工することが可能である。

基材は、けい酸カルシウム。石などの柄は印刷し、その上にトップコートのUV表面塗装樹脂を施している。さらに、柄のラインアップに応じて、特別な仕上げ加工を行い、石や錆調の質感を表現している。一部の製品では人手による仕上げもあるという。大理石柄では、希少な石種や高級な色材を深みのある鏡面仕上げで表現している。

同社は2015年10月に三菱マテリアル建材を買収。三菱マテリアル建材の無機技術、不燃化技術にアイカ工業が持つデザイン、UV樹脂技術が重なり、輸送コスト、施工コストの削減にも寄与する「アルディカ」が誕生した。初年度販売目標を2億円とし、数年後には10億円を目指す。