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アクサルタ、新型測色機を発表

光輝材測色・軽量簡易・Wi-Fi対応がバージョンアップ

アクサルタ コーティング システムズは、7月20日午後2時半から栃木県宇都宮市平出工業団地の同社宇都宮RTC大会議室で記者会見を開き、新製品「アクワイヤークアンタムEFX」の説明から測色、実習棟での塗装、乾燥まで一連の作業を紹介した。

同社はこの分野のパイオニアとして2010年から展開。今回の製品はさらに進化させた、光輝材測色・軽量簡易・Wi‐Fi対応といった特徴をもつ新しいバージョンとなっている。海外での販売は既に好調に推移。国内では10月以降を目標に現在、販売体制を整えている。2020年までにこれまでの倍近い数量の販売を目指す。

挨拶に立った上野啓社長は「今年4月に日本法人の社長に就任した。3カ月が経ったが、地区代理店やユーザーの声を聞き、取り巻く環境は厳しいと実感している。塗装現場の人手不足も深刻であり、生産性を上げる、またソリューションとなる商品が求められている」と述べ、「生産性向上を命題に測色機器を展開していく。アクワイヤーシリーズは世界で5万台が発売されている。パイオニアとして一歩先行くことを常に考え、現場の生産性向上、作業時間の短縮に貢献、力を尽くしていきたい」と話した。

デモでは、従来の重さの半分で片手での操作が可能となり、塗装面に4点で接触させて測定する。3回測り、その平均値のデータをとる。1回5秒で色相・明度・彩度を読み込み、トータル15秒。データによる調色は「ヒットオンヒット」で近い値を出してくる。塗装実演では、読み取ったデータに基づき水性塗料の「スタンドックス」で調色、専用ぼかし剤を使ってウエットオンウエットで塗装、最後に速乾性のクリヤーで仕上げた。

塗装技能はトレーニングで向上できる面もあるが、調色はトレーニングだけでは早期の上達は難しい。本システムは、トータルでスピードアップとなり、塗装する人の健康への配慮、人手不足による対応、担い手の確保などに繋がるものと期待できる。また、グローバル企業ゆえに、700万色以上のデータを保有していることから、国産自動車が海外市場に展開するなか、どこでも対応できるのも強みといえる。

▽アクワイヤークアンタムEFXの特長=①新しいテクノロジーとデザイン②ダウンサイズと軽量化された本体③判り易く簡単な操作④バックライト付のカラー液晶操作画面⑤測色状態を表示するLEDライト⑥充電可能なバッテリー⑦機能性が高いベースユニット(スマートクレードル)⑧最新の測色テクノロジー⑨同時に光輝材の粗さを測色⑩Wi‐Fi機能搭載