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エスケー化研、リフォームニーズ製品投入

「エスケープレミアムマルチカラー」

近年、エスケー化研は戦後積み上げてきた膨大なストックを抱えるリニューアル市場に合わせた製品を投下してきている。建築塗料市場をリードする同社は「健康・安心・安全・快適な環境・空間の創造」を実現するため超耐久・超低汚染塗料、都市グリーン化推進や環境問題に対応した省エネタイプの遮熱材、新型省力建材、オリジナル高意匠性塗材や耐火被覆・断熱材等の拡販に力を注いでいる。

昨年は、塗料では汎用製品のテコ入れを実施し、主力の「エスケープレミアムシリーズ」に3製品が加わった。同シリーズは、主に耐候性が向上した製品であるが、それにより塗り替え回数を減らし、長期の視点で建物のメンテナンスコストを抑えられる利点がある。昨年上市した製品を中心に特徴を紹介する。

多彩模様仕上には「マルチカラー」

昨年10月から販売を開始したのが、耐候性を高めた特殊シリコン樹脂多彩模様塗料「エスケープレミアムマルチカラー」である。近年、戸建て住宅や中低層住宅ではサイディング仕上げが多く、戸建て住宅の実に8割以上の外壁に使用されている。さらにそのサイディングの中で、7割超を占めるのは窯業系サイディングである。

窯業系サイディングの特徴としてデザインが豊富という点があり、塗り替えもその特徴に対応する必要がある。現在、窯業系サイディングをはじめとするサイディング仕上の建物が塗り替え時期を迎えており、単色で仕上げるのではなくサイディングのデザイン性を重視したカラフルな多彩模様塗料への人気が高い。その中で同社は単色の塗り替えとは異なるデザイン性・意匠性に優れた同製品を提案している。

プレミアムシリーズの特徴である耐候性を高めるためにシリコン樹脂系の結合材からなる下塗材、主材、クリヤートップコートの3層構造となっている。3層の相乗効果により耐候性を発揮し、長期にわたり、躯体表面を保護する。

弱溶剤の1液作業性向上「NADシリコン」

昨年、7月に発表したのが、弱溶剤タイプの1液NAD特殊シリコン樹脂塗料「エスケープレミアムNADシリコン」である。2液タイプのシリコン樹脂塗料を、特殊NAD技術を用いることで1液化に成功。1液でありながら2液の性能そのままにすることで、作業工程を減らし、生産性向上に貢献する。

同製品は、内部架橋型シリコン樹脂の優れた耐候性に加え、無機酸化物の表面を高緻密有機シールド層と無機シールド層による「トリプルガード」で、劣化の原因となるラジカルの発生を抑制し、従来の汎用シリコン樹脂塗料と比べ耐候性をより一層高めている。下地もコンクリートやモルタルなどのセメント系下地だけでなく、鉄や木部など幅広く適応できる。

「トリプルガード」という耐候性の塗膜メカニズムは、プレミアムシリーズ最初の製品である水性ハイブリッドシリコン樹脂塗料「エスケープレミアムシリコン」(2014年発売)からの技術である。この製品は、実績も積み上げており、同社主力製品となって伸長してきている。

屋根には「ルーフSi」

「NADシリコン」と同時に上市したのが、2液NAD特殊シリコン樹脂屋根用塗料「エスケープレミアムルーフSi」である。同製品は、シリコン樹脂系でありながら、ふっ素樹脂をも凌ぐ耐久性を発揮するという。その理由はこちらも「トリプルガード」の技術を採用しており、直接紫外線や雨、風を受ける屋根を耐候性のある塗膜で保護し、長期にわたり屋根材を保護する。

昨年はエスケープレミアムシリーズの製品ラインアップを増やし、改修市場のニーズに応えてきた同社。製品だけでなく、宇都宮、三重営業所の移転で見られる来客スペースを広げた営業所づくりを行う等、ハード・ソフト面からも営業力を強化してきている。建築塗料市場をリードする同社に今年も注目である。