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【レポート】オートサービスショー2017

アクサルタコーティングシステムズ

 

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日本で主力ブランドとして展開しているのが、輸入車を含む各自動車メーカーからの認定を受ける「スタンドックス」とユーザーからのニーズの高い「クロマックス」の2ブランド。同社の水性塗料の特長は、ウエット・オン・ウエット塗装での作業効率性にあり、ボデーショップの生産性の向上に貢献。1.5コート塗装とフラッシュオフ時間の不要から、時間を節約する。

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クロマックスブランドの「クロマックスプロ」

アクサルタは、今回のオートサービスショーで、測色機の新製品を発表。発表した「アクワイヤークアンタムEFX」は、560グラムに軽量化し、ワイヤレスシステムを搭載。Wi-Fiに接続可能で、タブレットやスマホでも測色結果の配合データを確認することができる。充電式バッテリーを搭載させることで、ハンディタイプへ様変わりさせる。さらにセンサーもバージョンアップさせ、色とメタリック材料の光輝度の2つの目を持ち、同時に測色を可能にした。発売は現在調整中で、秋から今年中を目指すという。

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来場者にプレゼンした「アクワイヤークアンタムEFX」

アクゾノーベル

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アクゾノーベルは、アンダーコートの「カラービルドプラス」、水性ベースコート「オートウェーブ」、低溶剤で1.5回塗りのクリヤー「オートクリヤーLVスーペリアFAST」をパッケージした塗装システム『エコ ロジカルシステム』をPRした。CO2、VOCの排出を削減し、作業時間も大幅に短縮させることができるという。

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隠ぺい性とメタリックムラの発生を軽減させた水性ベースコート「シッケンズオートウェーブMM2.0」。添加剤不要で可使時間が延長し、原色在庫の軽減。塗料の無駄を防止させる。

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デジタル測色システムでは、「オートマチックビジョン(AMV)」を来場者にPR。従来製品と比較して3倍の速さでカラーマッチングを正確に行える。サイドLEDランプで計測状態を目視が可能。Wi-Fi機能搭載で、工場内のどこからでもデータ通信が可能。

イサム塗料

イサム塗料は、塗装ブースを持ち込み、展示ブース内で水性1液ベースコート「AXUZ DRY」(アクアス ドライ)を使用したボカシ塗装のデモンストレーションを行った。塗色はホワイトパールの『トヨタ070』。調色管理測色システムとして「彩選短スマート」の操作説明後に、プラサフありの磨き状態で2回塗装を実施。10分程度で塗装は終え、水性塗料であっても複雑な工程はいらないことを来場者にPRした。

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IMG_5519デモンストレーションが始まるとイサム塗料ブースは人だかりに

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イサム塗料の水性塗料は2000年に限定発売。その後、製品開発を繰り返し2015年に特殊バインダーの設定と希釈剤の一本化を実現した「アクアスドライ ベストミックス工法」として水性塗装システムの販売を強化している。

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