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【製品寄稿】フレキシブルな漆喰塗料ー日本ペイント

1.はじめに

ビニルクロス貼りなど乾式工法がメインを占める国内の内装仕上げ市場だが、最近では塗り壁が持つ意匠性や、調湿・脱臭などの機能が各メディアで紹介され、クロス仕上げに飽き足らない施主やデザイナーが、新築やリノベーション住宅などの内装に塗り壁を選ぶ事例が出てきている。

日本ペイントでは、住宅や商業施設などの室内空間で、デザイン性や部分的な色の変化、機能性の付与といったニーズに対し、クロスにはない独創的な意匠表現、健康・快適な室内空間創出に貢献する塗膜機能、簡便な施工性が特長である内装用新製品を展開している。

住宅塗り替え用塗料「パーフェクトシリーズ」ブランド

住宅塗り替え用塗料「パーフェクトシリーズ」ブランドの、「ニッペ パーフェクトインテリアEMO(エモ)」、「ニッペ パーフェクトインテリア土壁けいそう」、「ニッペ パーフェクトインテリアしっくい」の内装用の3製品で、特に注力するのが「ニッペ パーフェクトインテリアEMO(エモ)」である。

同製品は、刷毛やプラスチックヘラを使って、自由にランダムな模様を付けることで、塗る人の独創的な意匠を表現できる新感覚の内装用水性特殊多彩意匠仕上材。

〝あなたのEmotion=感情や気分を空間に宿すペイント〟をコンセプトにした同製品は、これまでの一般的な塗料がムラなく均一に塗ることを条件にしていたのに対し、あえてムラを出すことで輝きを含んだランダムな多彩模様が光の反射を引き立て、室内空間に表情と奥行きを創出する。サンプル通りに仕上がることを目的としていないため、塗る人や塗り方によって異なる表情を生み出し、独創的な意匠表現が可能な全く新しい製品だ。ラインアップは「輝き」を意味する4種類の塗料(フリッカー、シルク、トゥインクル、フロスト)それぞれに、風景の記憶を呼び覚ますという各3色を設定し、合計12色を用意した。

また、6月7日に東京で開催した製品発表会において、デザイナーを対象にしたワークショップを実施。デザイナー達は既存の見本帳などにこだわらずとも、直感がデザインとなることを新たに体感し、その塗装に夢中となっていた。そのコンセプトがインテリアデザイナーや施工店の共感を呼び、その採用が広まってきている。

新感覚の内装で感情や気分を空間に宿す

その一例として都内のある中國飯店ではリニューアルに際し、店内壁面のアクセントにトゥインクル「十五夜」を採用。同店のリニューアルコンセプト「上海レトロ」に同製品がマッチし、中国古来の文化と欧米の文化が融合した多様性のある1920~30年代の華やかな上海のイメージが、上海アールデコを醸し出す家具類とともに取り入れられている。

トゥインクル「十五夜」での採用事例

また、埼玉県のあるブティックでも店内のアクセント壁にフリッカー「向日葵」が採用されている。白壁の店内に現れた向日葵のような陽光が展示衣装の温かさ・爽やかさを引き立てている。石材調模様塗材に比べて表面がサラサラで、展示衣装を傷める恐れがないことも本製品の採用理由だ。

フリッカー「向日葵」での採用事例


同社ではEMO投入を内装仕上げにおける新たな市場構築と捉え、当面はEMOの幅広い周知活動に注力する。EMOの無限の意匠表現性や施工の簡便性、採用実例を紹介する専用ウェブサイト(http://emo-paint.com/)を設置し、フェイスブック等のSNSやセミナー開催などにより、EMOを幅広く周知していく。

※本寄稿は2016年10月27日号(4156号)『塗料報知』の「創立70周年記念特大号」に掲載された内容です。