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日ぺ、CNF分散で塗料化 和紙調が塗装で

ガラスに塗装された木性ペイント

ガラスに塗装された木性ペイント

日本ペイントホールディングスR&D本部は、7月4日~5日に大阪市中央区のマイドームおおさかで開催された化学工業日報社主催の「イノベーションを支える素材展in大阪2017」に出展し、近未来の社会を支える開発中の最新5テーマを発表した。

5つのテーマの中で特に注目されたのは「環(めぐ)らす」のコーナー。これまで混ぜることが困難とされた楮(こうぞ)などのセルロース繊維や、機能材料として近年注目されているセルロースナノファイバー(CNF)であるが、同社の分散技術により塗料化に成功させた。製品をサンプル出展し、技術の高さを来場者にPRした。

塗料化された製品は2種類ある。まず「木性ペイント」(意匠)は、和紙調の外観が塗装で得られるインテリア塗料として新しい境地を開いた。壁ばかりでなく家具などにも使えそうである。和紙以外の繊維分散も可能である。

また「木性ペイント」(機能)は、塗膜内で上記のCNFを均一に分散することに成功。鉄筋コンクリートの鉄筋のような機能を果たし、割れにくい強靭な塗膜を形成する。

その他の展示技術は次の通り。
【遮る】赤外線を反射する世界初の反射型透明遮熱塗料
【貼る】連続気泡生成技術により吸盤のように自在に脱着できる塗膜
【剥がす】世界初。一度の塗装で繰り返し剥がせる塗膜
【制する】科学的アプローチで究極の「塗りやすさ」を追求