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高機能 塗料展直前!注目出展ブース

塗料/コーティング剤、塗装/コーティング機器から、機器設備・関連資材まで多数の企業が出展する国内最大規模の展示会「高機能塗料展」が12月2日から3日間、幕張メッセで開催される。

今年は、2つの“新設ゾーン”が設けられる。ひとつは、近年着実に需要を伸ばしつつある粉体塗料ならびに関連する機器・設備の出展社が集まる「粉体塗料・塗装ゾーン」。もうひとつが、このコロナ禍であらためて脚光を浴びている抗菌・抗ウイルス塗料や抗菌コーティングに関連した出展社が集まる「抗菌材料ゾーン」である。

そのほか、最先端の塗料・塗装、コーティング技術が競演する同展で注目企業を紹介する。

機能性塗料で付加価値提案 顧客目線の大型車両、建築用 <イサム塗料>

はじめに今回の出展テーマ、商品をお聞かせください。

今回の出展テーマは、〝機能性塗料で付加価値をご提案〟です。

商品としては、大型車両向け塗料として、今年8月に発売した車両荷台木部保護塗料「ウッドプロテクト」、車両下回りの防錆塗料「ハイアートCBエコ 防錆コート」を出品します。他にも近年注目を浴びている抗ウイルス・抗菌需要に向けて、内装用光触媒塗料「エアフレッシュ」や「抗菌クリヤーシリーズ」などを出品します。

どういった来場者層への訴求をお考えですか。

塗料でお困りや、付加価値を追求する全てのお客様をターゲットにしています。

改めてメインとなる展示商品のご紹介をお願いします。

車両荷台木部の劣化を防ぐことができる「ウッドプロテクト」は、昨年の塗料展で参考出品した製品です。昨年はマーケティング段階でしたが、今年は製品化し、具体的なご提案や事例紹介などが可能となりました。

大型車両用塗料の「ハイアートCBエコ 防錆コート」は、大型車両の下回り等の錆を防ぐことができる製品です。錆の発生、進行を抑制し車両の耐久年数を大幅に向上させることに加え、耐チッピング性、防振、防音効果も発揮します。

建築用などは、いかがですか。

建築用塗料では、ウイルス・菌を対策する内装用光触媒塗料「エアフレッシュ」を出品します。さらに床面の安全対策として滑り止め塗料「スキッドガードシリーズ」を出品します。「エアフレッシュ」・「スキッドガードシリーズ」ともに、10年以上の実績があるので、そこが製品の強みになっています。

貴社の製品開発スタンスをお教え下さい。

当社の経営ビジョンであります「お客様に一番近いメーカーであり続ける」ために、常にお客様のニーズに合った製品開発を行っております。

今回ご紹介する製品にも、こうしたお客様のニーズにより生まれた製品が含まれています。 

展示ブースでの工夫や来場者の呼び掛けはどのように練っていますか。

このご時世ですのでできる限り開放的なブース設営を心がけております。また、目玉として軽トラックを展示し、塗料の用途をイメージしていただけるようなブースにしております。集客はホームページや招待券の配布を行っています。

好評の塗料用途がわかりやすい展示ブース(参考:前年開催)

最後に、塗料展に出展するメリットをお聞かせください。

商談とマーケティングを同時にできる事がメリットです。イチ押しの製品を実際にお客様に説明できることはもちろん、塗料でお困りや新たな製品を探求されている方々の生の声をお聞きすることで、新規開発などにも繋げることができます。


感染対策シリーズ横展開 漆喰塗料の抗ウイルス性紹介  <関西ペイント>

―はじめに今回の出展テーマと商品をお聞かせ下さい。

テーマに「拡がる感染対策シリーズ」を掲げ、抗菌・抗ウイルス機能を持つ漆喰塗料「アレスシックイ™」と「アレスシックイモンティアート™」を塗布した抗ウイルス商品を中心に、接触感染対策シート™、接触感染対策テープ™、抗ウイルス床マットのほか、開発品の抗菌・抗ウイルス段ボール簡易トイレや抗菌・抗ウイルス段ボールベッド、またコラボ商品として漆喰越前和紙マスクフォルダー・用紙等も展示します。

―これら商品をどういった来場者層への訴求をお考えですか。

漆喰の主成分である消石灰の働きにより、当社漆喰塗料を塗布した商材は、他の抗ウイルス商材に比べて極めて短時間で抗ウイルス効果を発揮します。また、その効果は長期間にわたり持続するため、都度のアルコール消毒作業が不要になるとともに高いウイルス対策効果が期待できます。

このような特性から、企業・病院・老健施設などのご担当者様、販売業者様、漆喰塗料の活用を検討されている企業ご担当者様などに向けてアピールしたいと考えています。

―改めて展示商品の開発背景等についてご紹介下さい。

日本古来の自然素材の建築材料である「漆喰」は、その主成分である消石灰(水酸化カルシウム)が有す強アルカリ性により、抗菌・抗ウイルス・消臭や調湿など優れた機能があります。

当社は、2007年に消石灰塗料化技術を活用し、「漆喰塗料」という新たなカテゴリーを創出し、2016年には不織布や紙などに塗布可能な高柔軟性漆喰塗料も開発しました。同年にはウイルス研究分野の権威である長崎大学の安田二朗教授のご指導のもと、ウイルスの不活化実証実験を共同で行い、代表的なノンエンベロープウイルス(1種類)、エンベロープウイルス(3種類)のすべてに対して効果があることを実証しています。

本年10月には安田二朗教授と漆喰塗料の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化実証試験を共同で実施し、接触5分で99.9%以上の不活化効果を確認しています。

参考出展ですが、漆喰塗料を塗布したシートを貼付した抗菌・抗ウイルス段ボール簡易トイレ・ベッドは、災害時備蓄用として簡単組み立て、使用後焼却が可能で、5年間保管可能を目指しています。

接触感染対策テープ

展示ブースではどのような工夫を練られていますか。

当社商材の抗ウイルス性は、漆喰の主原料である消石灰の強アルカリに起因するもので、その仕組みは非常にシンプルです。関西高機能塗料展の経験により、展示パネルの内容をより来場者の方が理解しやすいように変更しています。

また、接触感染対策シート・テープのサンプルのご提供や消臭機能の実演・強アルカリ性の証明などその場で体感いただけるものは非常に好評であったため今回も継続して実施いたします。

接触感染対策シートをドアノブに貼付け

商材の強アルカリ性の証明はリトマス紙を使用して、また消臭性は内部に漆喰塗料の塗布有無のプラスチック容器を使用し、その場でご確認いただきます。また、すべての商品のパネルと実物展示し、その間隔を広げることで3密を避けることを心掛けます。

最後に、来場者に向けてメッセージをお願いします。

対象者への来場呼びかけは招待券の配布で、またオンライン展示ではカタログ類をダウンロードしていただくことを考えています。塗料展は来場者が非常に多く、今回は現在、社会で必要とされている抗ウイルス商材を新たに設けられた「抗菌材料ゾーン」に出展しますので、多くの商談に繋がることを期待しています。

自然由来の漆喰塗料は水性完全ゼロVOCです。不織布や紙・ペットフィルムなどに塗工が可能で、さまざまな用途にご利用いただけると考えています。お気軽に当社ブースへお越しいただき漆喰の抗ウイルス機能や消臭機能をご体感ください。

抗菌・防食・環境・意匠展示 技術センターでの開発も提案<大日本塗料>

はじめに今回の出展テーマと商品についてお聞かせください。

「全業種に提案できる商品展開とソリューション」をテーマに、COVID‐19の感染対策として注目度の高い抗ウイルス塗料および紫外線除菌装置を出展します。また、防食塗料製品では貼る塗料を、環境対応塗料として中国GB規格にも対応可能な工業用水性塗料、前回出展で大変注目を集めた高意匠性塗料の金属感を一層アップした金属調塗料などを初出展いたします。

さらに、今年開設しました技術センター紹介コーナーでは、お客様のニーズに応える新たな塗料、塗装技術の開発を共同で行うことをご提案いたします。

出展する商品は、どのような来場者層へ、どんな点を訴求しますか。

塗料、塗装に関する課題や、困りごとをお持ちの方や、高意匠や付加価値を高められる、新しい塗料や塗装技術をお探しの方に対し、当社が長年にわたり培った高い技術力と製品力で、お客様のご要望を解決するご提案をいたします。

出展製品以外の製品や用途などについても、当社説明員がお話を伺い、その場で解決できなかった課題については、展示会終了後も引き続きご対応し、解決に向けて一緒に取り組みます。

出展商品の開発背景等や、特筆すべきポイントは何でしょうか。

商品は抗菌・抗ウイルス、ライフサイクルコスト低減、高い意匠を付与できる塗料といったニーズを背景に開発したものです。

ポイントとして、防食技術に関するトータルソリューションを提供する防食技術センターと、意匠性の向上や新素材への塗装など、業種を問わず、塗装に関するさまざまな課題に対してソリューションをご提案するコーティング技術センター開設が挙げられます。

防食技術センター(上)とコーティング技術センター(下)

当社商品を使用し、お客様の困りごとや新しいデザインイメージを具現化し、お客様のご要望にお応えさせていただく施設となっております。

展示会ではどのような工夫をしましたか。

ブース内に「抗ウイルス・抗菌」エリアを設け、塗料使用用途や使用場所についてご提案いたします。「COZY PACK Air」による室内内装壁面への抗菌・抗ウイルス効果と、共同出展社であるDNライティングによる紫外線除菌装置(空間除菌)の組合せにより、室内をすべて除菌できる商品をご提案いたします。またお問合せが多くなっているす金属焼付塗料の抗菌タイプをご紹介します。

COZY PACK Air

さらに、塗料臭気のにおい比較や、実際の塗装サンプルなど、来場者の方々へイメージしやすい形でご準備し、当社商品を使用されたことがない方々へ体験・体感していただけます。

他の出展品も建築塗料や橋梁、プラントに塗り重ねた際に塗膜収縮による応力を低減する構造物用塗料、めっきを施したような金属面が印象的な一液金属調プラスチック用塗料など幅広く出展します。

オンライン展示では、実際の展示会場と同じ製品を展示いたします。カタログ等の資料についてもダウンロードしていただけるよう、準備いたしております。また、オンライン商談の担当者が待機しておりますので、お気軽に、ご質問、お問い合わせください。

過去に出展された「塗料展」の実績をどう生かされましたか。

環境対応や、高機能、高意匠の付加価値を塗装されたものに対して付与できる製品を出展しました。展示会でお問合せをいただいたお客様には展示会終了後に、より具体的な打合せ、商談を行い、ご採用、納品までの対応をさせていただいております。

高機能素材Weekとして他の展示会も同時開催されているため、当社と今までお付き合いがなかった業界との接点も出来、新しい取り組みによる活動が行えることが本展示会の良さと感じています。

来場者へのメッセージをお願いいたします。

当社のメールマガジンで展示会をPRしております。展示会場への来場に制限がかかっている方にもオンライン展示があることを紹介しています。

総合塗料メーカーとして全需要業種に対応していますので、リアルの展示会でもオンラインでも是非ご相談していただきたいと思います。

‶体感できる″実演展示 センシング技術の塗装自動化 <IEC>

はじめに今回の出展テーマと商品をお聞かせ下さい。

「実演展示のこだわり」を追求し、質の高い商談が可能なブースを準備しています。

実演展示では、2016年から自社開発してきた「3Dレーザースキャンシステム」が、今回満を持しての展示となります。また、提携している米国のリバティリーチ社の「ビジョンセンサー」、モーターステーター製造ライン専用「ワニス塗布ゲル化装置」、昨年展示し採用に繋がった小型モーターのスロット用「絶縁粉体塗装装置」、併設する「接着・接合EXPO」のお客様を意識し、今後の接着剤塗布をリードできる「ホースレス シーラー充填・吐出システム」が主な製品です。

どういった来場者層への訴求をお考えですか。

自動車産業、モーター製造業、センシング技術活用による自動化を目指す産業界といった幅広いニーズにお応えすべく、進化させた製品群の実演展示でお迎えします。また、ノベルティと飲み物をご用意してお待ちしておりますので、是非この機会にブースへ足を運んでいただき、詳細な面談をさせていただければと思います。

改めて目玉となる展示商品の開発背景等、ご紹介下さい。

「3Dレーザースキャンシステム」は、ロボット活用を提案する際、少量多品種のティーチングが対応できず、検討が遅れている業界があります。その業界向けに新技術開発を行いました。

レーザーセンサーで形状を3Dでポイント検出、演算を行い多軸ロボットへ転送する塗装業界初の技術です。塗装業界のセンシング技術が遅れている中、本技術を利用することにより、ロボット導入の促進を図ることが可能となります。ティーチング工程がなくなるシステムで、主に粉体塗装向けの製品となります。

3Dレーザースキャンシステム

「ビジョンセンサー」は、既存のカメラビジョンシステムとは違う赤外線カメラを使用する技術となります。外乱光の影響を全く受けず3D画像にて対象物の形状を認識、その後、画像処理を行い、ロボットの位置補正ができる技術です。

ビジョンセンサー

当社は、既存のカメラビジョンシステムの欠点を補うために、新しいシステムを構築したリバティリーチ社と提携しました。この技術により従来のカメラビジョンシステムよりも画像処理が高速で、広い視野の計測が可能となります。

「ワニス塗布ゲル化装置」は、EV車の増加が見込まれる中、モーターステーター製造のワニス塗布方法を自動化させるシステムです。モーターメーカーであるユーザーは、ワニス塗布の問題に直面しており、絶縁処理工程を一括で提案できるようにシステム開発に踏み切りました。各ユーザーに対応すべく、様々な塗布方法を可能としたシステムであり、多種多様な仕様構築が可能となります。

展示ブースでの工夫や来場者の呼び掛けはどのように練っていますか。

時代に見合った新技術を発信し、体感できる展示会を目指しています。

「実演展示のこだわり」は、実演展示で体感していただき、技術の応用活用となる発想のヒントになれば、あらゆる分野と繋がりを持てると考えています。お客様側から「こうした仕様が組めないか」などと課題解決への広がりが生まれる「場」として提供していきます。

来場者勧誘では、過去2年間の出展により収集した来場者・ユーザーリストへの連絡のほか、自社Webサイトを活用します。また、全国各地の弊社営業部隊がユーザーへパンフレットを持って「実演展示」装置の詳細を説明する予定です。

最後に、塗料展に出展する良さ、メリットをお聞かせ下さい。

本社が名古屋にある弊社にとって関東圏での集客力は魅力的です。本年度の状況下では難しいと思いますが、海外からの来場者も期待できる点も魅力です。

過去の出展も実演展示を実施し、目を引く展示で様々なお引合いをいただけました。実演展示と商談をセットにした出展により、その場で詳細な仕様打合せが可能となります。

また、塗料展だけではない、同時開催の「接着・接合EXPO」の来場者もターゲットと位置付けし、接着剤関係の展示にも力を入れています。高粘度材料をハンドリングできる弊社としては、好都合な展示会といえます。

実機のデモや相談会 初めての塗装自動化でも安心  <ABB>

―はじめに今回の出展テーマと商品をお聞かせ下さい。

出展テーマは「塗装自動化ロボットソリューション」として、改めてABBの総合性を訴求します。工業塗装の分野においても人材不足が課題です。それ故、初めて塗装自動化を検討する、といった一般産業分野からの引き合いが増えており、弊社の導入・運用を総合支援する総合性やノウハウでお役に立てます。

今回はこうしたお客様に是非お気軽にご相談いただけるよう、十分なコロナウィルス対策に配慮しながら「相談会」などを実施し、弊社の塗装機、ロボット、ソフトウェアなどの最新技術、エンジニアリングに関する取組みなどを紹介します。

―具体的にはどういった来場者層への訴求をお考えですか?

新規、既設に関わらず、塗装自動化を検討する幅広い産業のお客様に訴求したいと考えています。具体的な品目としては、樹脂部品、建機、家具など広く想定しています。まずは課題をお伺いしながら、弊社のロボットや塗装機、システム全体の勘所をお伝えしつつ総合性をご体感いただきます。

―実機デモと相談会を通してお客様に応えることになりますね。

実機デモとして、小型ロボット+ベル型塗装機+ソフトウェア技術を紹介します。ソフトウェアと実機動作を連動させる形でデモを行います。

小型ロボ・塗装機・ソフトウェアの連携



RobotStudio® Painting PowerPac=精緻な事前検証に不可欠なプログラミング&シミュレーション技術

RobView 5=カスタマイズ可能なデジタル操作盤(GUI)、運用負荷低減や育成時間の短縮、段替え対応など

また、塗装機では次の展示を行います。

RB1000i=デジタル対応塗装機。RFID、各種センサーを実装。ラインアップを拡充中

ROBOBEL 951 CBS=独自性のあるカートリッジ式塗装機

最新IoT対応型の塗装機も紹介

そのほか、実機デモとして汎用型の統合制御システムのSA-IPSを紹介します。先読みなどのロボットと塗装機の統合制御システムです。「相談会」では、長物や重量物などの難しい案件も工夫次第で対応できる点もお伝えしたいです。また、革新的なインクジェット型のマスキングレス塗装システムのPixelPaintも動画で紹介します。

―展示ブースではどのような工夫を練られていますか?
実機展示は、運用を支援するソフトウェアの使い勝手を実際のロボットとの同期によりリアルタイムでご体感いただけます。また「塗装自動化お悩み相談会」で、なるべく気軽に声をかけていただけるよう工夫を凝らします。ノベルティなどもご用意してお待ち申し上げます。

―来場者に向けてメッセージをお願いします。

各社各様の特徴があります。もし塗装自動化、ロボット化を将来的に少しでも検討されておりましたら、是非お立ち寄り下さい。オンライン展示会も設けるので、こちらにもお越し下さい。また、会期最終日には専門技術セミナーにもご参加いただければと思います。

―最後に「塗料展」初出展への期待についてお聞かせ下さい。

塗料・塗装に特化した唯一といっても良い展示会です。主催者のマーケティング力にも期待し、新しいお客様にお会いできることを楽しみにしています。