関西ペイント、 住宅向け無機・有機新ブランド
関西ペイントは、住宅市場向け建築用塗料に、紫外線に強く超高耐候のハイブリッド無機とラジカル制御技術を融合した無機有機ハイブリッド塗料として、外壁用「ラグゼMUKIトップ」、「ラグゼMUKIトップマイルド」、および屋根用「ラグゼMUKIルーフマイルド」、「ラグゼMUKIルーフマイルド遮熱」の4製品を、4月7日より「ラグゼMUKI」シリーズとして発売する。
外部用上塗り塗料の市場では、1990年代初頭に登場したシーラーレス微弾性フィラー以降、約10年おきに高耐候性グレードへのシフトが進んでおり、今後、さらなる高耐候性グレードへのシフトが予想される。 また近年では住宅塗り替え市場において、高性能でありながら、トータルでのコストパフォーマンスが優れた無機系塗料の市場に注目が集まっていた。
このような背景から、市場ニーズの高い無機系超高耐候性塗料をと、多くの顧客から要望を受け、同社では「ラグゼMUKIシリーズ」を開発。外壁用・屋根用・屋根遮熱塗料など住宅外部の塗り替えに幅広く対応できる4製品をラインアップした。
新たな外壁用・屋根用塗料シリーズ「ラグゼMUKIシリーズ」は、同社独自の無機と有機の融合技術による次世代塗料で、ふっ素樹脂塗料を超える建物の美観と耐久性を実現させる。
紫外線や酸性雨などの過酷な環境条件に強い「無機」と、建物の動きや変形にも対応しひび割れや剥がれを防ぐための高い柔軟性が特徴の「有機」との無機有機ハイブリッド技術と、「塗膜劣化の原因物質『ラジカル』の発生を根本的に抑制するラジカル制御技術」とを融合させたハイグレード塗料である。
さらに、雨水が塗膜表面を流れる際に汚れを洗い流す親水性塗膜による超低汚染機能と、湿度の高い建物の北側などで発生しやすいカビや藻の発生を抑制する防カビ・防藻機能で、建物の美観を維持する。
また、従来のシリコン樹脂塗料に比べ耐候性に優れる。このため塗り替え周期が長く、塗り替え工事の頻度を少なくでき、長期的な視点でコスト パフォーマンスを向上させる。
同シリーズには、遮熱塗料もラインアップ。赤外線を上塗りと下塗りのダブルで反射させブロックする「ラグゼIRブロック技術」により、真夏の屋根表面の温度上昇を抑えて住環境を快適にすると同時に、素材の劣化を抑制し屋根を長期保護する。さらに、建物内の温度上昇を抑えることで冷房費の節約、省エネにも貢献する。
同シリーズの各製品の特長は次の通り。
水性1液超高耐候性無機有機ハイブリッド塗料「ラグゼMUKIトップ」は、 コンクリート・モルタルや窯業系サイディングなどの外壁に使用できる。 溶剤系塗料に比べて揮発性有機化合物(VOC)の排出が少なく、環境への負荷を軽減。水性塗料は臭気が少なく作業環境にも優しいため、施工者や周囲の環境に配慮し、住宅地や商業施設など人が多く集まる場所での施工にも適している。
弱溶剤形2液超高耐候性無機有機ハイブリッド塗料「ラグゼMUKIトップマイルド」は、窯業系や金属系サイディングなどの外壁や鉄部など幅広い素材に適用できる。抜群の塗りやすさと、肉持ち感のあるしっとりとした高級感ある質感が、良好な仕上がりを実現する。
弱溶剤形2液超高耐候性無機有機ハイブリッド屋根用塗料「ラグゼMUKIルーフマイルド」は、 住宅屋根用化粧スレート(新生瓦)や金属屋根などの幅広い屋根材に適用できる。抜群の塗りやすさと、肉持ち感のあるしっとりとした高級感ある質感が、良好な仕上がりを実現する。
弱溶剤形2液超高耐候性無機有機ハイブリッド屋根用高日射反射率塗料「ラグゼMUKIルーフマイルド遮熱」は、 夏の暑さ対策が必要な屋根に最適な高日射反射率屋根用塗料。住宅屋根用化粧スレート(新生瓦)や金属屋根などの幅広い屋根材に適用できる。
なお、今後発売が予定されているシリーズ品には、水性1液超高耐候性無機有機ハイブリッド屋根用塗料「ラグゼMUKIルーフ」がある。過酷な環境下にある屋根に最適な水性1液タイプの屋根用塗料で、住宅屋根用化粧スレート(新生瓦)、厚形スレート瓦など幅広い屋根材に適用できる。
℡03・5711・8904