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日塗装神奈川県支部、設立70周年記念式典

日本塗装工業会神奈川県支部(今村文治支部長)は、創立70周年記念式典を7月16日午後5時から、神奈川県横浜市西区北幸の横浜ベイシェラトンホテルで開催した。

 
冒頭、大石猪一郎副支部長が開会の辞を述べた後、あいさつに立った今村支部長=写真=は「本日は神奈川県支部創立70周年記念式典にご臨席賜り感謝申し上げる。昭和29年の設立以来、地域に根ざし技術の研鑽と業界発展に努めてこられたのは、歴代支部長をはじめ会員各位のご尽力の賜である。近年、業界を取り巻く環境は大きく変化し、担い手不足や職人の地位向上が喫緊の課題である。私たちは若手人材の育成、DXへの対応、環境対応技術の推進を通じ、より魅力ある業界づくりを進めていく。今後も信頼と技術を次世代へ確実に引き継ぎ、社会に貢献する支部であり続けたい」と述べた。
 
続いて、同会本部の加藤憲利会長が「昭和29年、安藤富造初代支部長のもと29社で発足し、その後も900人超が集う全国大会の開催など、輝かしい実績を積み重ねてきた。昭和53年以降は本部事業にも継続的に協力を賜り、全国的に活躍する人材も数多く輩出している。処遇改善や若手育成、DX・環境対応など業界課題は多いが、今後も神奈川の皆様と共に進化していけることを期待している。皆様のさらなるご活躍を祈念し、心よりお祝い申し上げる」と述べた。
 
その後、感謝状贈呈および各種表彰が行われた。受賞者は次の通り。
▽国土交通省 不動産・建設経済局長感謝状(業界役員功労)=大石猪一郎▽日本塗装工業会会長表彰(優良役員)=関根幸治、窪悠久▽神奈川県支部支部長表彰(永年勤続優良従業員)=七星隆人(シンヨー・勤続30年)、伊藤清三(サカクラ・勤続31年)、矢萩智義(福吉塗装・勤続31年)/同(技術・技能研鑽)=松本悠里(大和・勤続5年)、山田一乃(鹿沼・勤続5年)、河内伸之助(サカクラ・勤続4年)、久川将平(サカクラ・勤続4年)、三浦佑斗(サカクラ・勤続4年)、渡部翔大(福吉塗装・勤続6年)
 
続いて、同支部が昭和54年から40年以上にわたり継続している注力事業である、塗装ボランティア活動のあゆみが紹介された。その後たくさんの来賓の方々から祝辞があり閉会した。

歴代支部長代表しあいさつする第7代支部長の白川隆幸氏

 
式典後には懇親パーティが催され、歴代支部長の紹介に続き、マジックショーが披露されるなど和やかに歓談。参加者たちは世代を超えて交流を深め、70年の歩みに思いを馳せながら、節目を祝うひとときを楽しんだ。