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【決算】イサム塗料、売上微増し利益大幅増

イサム塗料(北村倍章社長)は11月6日、2026年3月期第2四半期(中間期)連結決算を発表した。売上高は前年同期比1・2%増の40億8600万円、営業利益は同30・5%増の3億8千万円、経常利益は同29・4%増の4億6100万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同29・6%増の3億2100万円であった。
 
同社グループでは、一定の販売数量を確保し、自動車補修用市場でのシェアの維持・拡大を図るため、顧客ニーズに沿った環境対応型塗料や高機能性塗料で販路拡大に注力するとともに、大型車両分野や工業用分野などの新規市場開拓や建築用塗料の受注拡大に向け、営業活動を展開した。また、原材料価格、エネルギーコスト、人件費等の上昇分を吸収すべく、販売数量が厳しい中、収益向上のための人材確保ならびに人材育成、業務効率化に注力しながら、収益確保に努めた。売上高は、塗装関連機器等の販売減少や塗料の販売数量が厳しい中、価格改定の効果が一定程度あり、増収増益となった。
 
セグメントの経営成績で塗料事業は、売上高は同1・2%増の40億3400万円、営業利益は同32・2%増の3億5700万円であった。その他は、売上高は同1・3%増の5100万円、営業利益は同9・2%増の2300万円であった。