アクゾノーベル、アクサルタ合弁へ
アクゾノーベル(オランダ)は、アクサルタ・コーティング・システムズ(米国、以下アクサルタ)と合弁すると11月18日、発表した。売上高170億ドル、企業価値250億ドルとなり、2024年の売上規模では、単純合算でPPGインダストリーズを抜き世界2位となる。
発表では、合弁により約6億ドルのコストシナジーが創出できるとし、欧州中心で、建築用塗料や工業用塗料に強みのあるアクゾノーベルと、自動車分野、とりわけ自動車補修用塗料のシェアが高いアクサルタが経営統合することで、地域・業種の両面でのシナジーが期待されている。
統合後の会社はニューヨーク証券取引所(NYSE)の単一上場に移行し、アムステルダムとフィラデルフィアに本社を置き、オランダに拠点を置く。
現アクゾノーベルCEOのグレッグ・プー=ギヨーム氏がCEOに就任する。合併は2026年後半から27年初めの完了を予定しており、各国の規制当局の承認を経て正式な経営統合を目指す。

