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グローバルメーカー決算、 価格改定が寄与し売上増

グローバル塗料メーカーBIG3の2021年通期(2021年1月~12月)の業績を集計した。


シャーウィン・ウィリアムズの2021年通期の売上高は約199億4460万ドルで前年比8・6%増と過去最高の売上を達成した。米国とカナダの既存店売上高が6%増加。米国グループの住宅塗替えでは、6年連続で伸びており、商業用、新築住宅用、不動産の売上高は一桁台半ばから高い割合で増加した産業用向けでも売上高は22・0%増の60億ドルとなり、同部門においても過去最高を更新した。一方で利益においては、営業利益が8・2%減の約18億6440万ドルとなり、原材料高騰が響き減益となった。

PPGの2021年通期の売上高は、前年比約21・5%増の約168億2百万ドルで過去最高だった。販売価格の上昇が寄与しているものの、事業ポートフォリオの約4割は、パンデミック前の販売量レベルを15%以上下回っている。主に自動車、航空宇宙、自動車補修コーティングで苦戦が続いている。しかし、5社の買収により収益を押し上げた。営業利益は、前年比35・9%増の約14億3900万ドルであった。

アクゾノーベルの2021年通期の売上は、前年比12・4%増の約95億8700万ユーロ(約105億4570万ドル)であった。全体で価格が7%、販売量が6%増加した。建築用部門では、全市場でコロナ禍からの回復傾向を見せ、収益ベースにおいて南アメリカで20%増、アジアで17%増加している。パフォーマンスコーティング部門も、それぞれ収益ベースで粉体17%増、船舶・重防食9%増、自動車・特殊コーティング9%増、その他工業16%と全分野で増加した。全体の営業利益は、前年比16・1%増の約11億1800万ユーロ(約12億2980万ドル)となり、価格と販売量の増加により、原材料コスト高をカバーしている。
※1ユーロ=1・1ドルで計算。