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【決算】中国塗料、売上・利益とも伸長

中国塗料(伊達健士社長)は10月31日、2024年3月期第2四半期連結決算を発表した。売上高は前年同期比24・5%増の553億7800万円、営業利益は51億2900万円(前年同期は2億3400万円)、経常利益は同576・9%増の58億4100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は44億1600万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3100万円)となった。
 
セグメント別の経営成績で日本は、船舶用塗料では新造船および修繕船向けの需要が堅調に推移する中、製造コストに見合った販売価格の適正化を行ったこと等により売上高が増加した。工業用塗料では重防食用塗料の販売が堅調に推移した一方、建材用塗料の販売が落ち込み、収益が悪化したことから、全体としては減収となった。その結果、売上高は同8・3%増の199億8400万円となった。損益面では、新造船向けの採算改善が限定的なものに止まったものの、全体的に製造コストに見合った販売価格の適正化や高付加価値製品の拡販に努めたこと等により、セグメント利益は前年同期比12億7千万円増の8億300万円(前年同期はセグメント損失4億6600万円)となった。
 
中国は、船舶用塗料では新造船および修繕船向けの需要が堅調に推移する中、新造船向けの販売量が大幅に増加したほか、修繕船においても製造コストに見合った販売価格の適正化を行ったことや、円安となった為替の影響も加わり売上高が増加した。工業用塗料ではロックダウンの影響を受けた前年同期に比べ販売が回復した一方、コンテナ用塗料においては低採算案件の受注抑制を行ったことから販売が落ち込んだ。その結果、全体として売上高は同50・7%増の90億4100万円となった。損益面では、製造コストに見合った販売価格の適正化に加え、増収効果もあり、セグメント利益は前年同期比22億3900万円増の13億5700万円(前年同期はセグメント損失8億8200万円)となった。
 
韓国は、船舶用塗料では新造船向けでは前年同期に工程遅延の影響で販売量が減少していた反動や製造コストに見合った販売価格の適正化を行ったほか、修繕船向けでは販売量が回復する中、販売価格の適正化を行ったこと等から、売上高は同62・9%増の49億7500万円となった。損益面では、製造コストに見合った販売価格の適正化に加え、増収効果もあり、セグメント利益は前年同期比4億5700万円増の1億3500万円(前年同期はセグメント損失3億2200万円)となった。
 
東南アジアは、修繕船向けを中心とした船舶用塗料や重防食塗料において製造コストに見合った販売価格の適正化を行ったことや、円安となった為替の影響も加わり、売上高は同16・9%増の80億100万円、セグメント利益は同39・6%増の13億6700万円となった。
 
欧州・米国では、船舶用塗料において堅調な需要が継続する中、製造コストに見合った販売価格の適正化や高付加価値製品の拡販に注力したほか、円安となった為替の影響により、主に修繕船向けの販売が伸長し、売上高は同32・2%増の133億7400万円、セグメント利益は同114・4%増の6億5100万円となった。