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中国塗料、大日本塗料の子会社取得

中国塗料は、中国における新たな生産拠点獲得のため、連結子会社であるCHUGOKU MARINE PAINTS (HONG KONG), LIMITEDを通じて、大日本塗料の中国子会社である迪恩特塗料(浙江)有限公司の持分を取得し連結子会社化すると発表した。譲渡は7月中旬を予定している。
 
中国塗料グループは現在、中国で上海市と広東省仏山市の2拠点に塗料生産工場を保有している。近年は主力の船舶用塗料の販売量が増加しており、今後も需要拡大が見込まれるため、中国における生産能力増強の検討を進めていた。
 
一方、大日本塗料の中国子会社である迪恩特塗料は、上海市に隣接する浙江省平湖市に位置し、約2万2千㎡の敷地に2021年に竣工した最新の塗料製造工場を保有。大日本塗料が迪恩特塗料の全持分を譲渡する意向から、中国塗料は新たな生産拠点として同持分を取得した。中国塗料では、これにより新たに工場を建設するよりも短期間かつ投資額を抑えた形で、中国における生産能力の増強と生産の安定化を図ることができるとしている。
 
大日本塗料では、2002年から中国で工業用塗料を製造してきたが、2026年3月期第3四半期での売上高は、各種工業用途の需要減少により前年比8・4%減の6億6千万円であった。今回、中国事業見直しの一環として迪恩特塗料の全持分を譲渡。これにより、中国での塗料生産から撤退する。