【決算】大伸化学、売上増も利益減で推移
大伸化学(堀越進社長)は5月14日、2025年3月期連結決算を発表した。売上高は、前年同期比6・9%増の347億1100万円、営業利益は同3・2%減の7億9900万円、経常利益は同6・9%減の8億7400万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同6・2%減の5億8800万円となった。
同社グループは、有機溶剤専業メーカーとして新規ユーザーの開拓を中心に販売拡大を図り、製品の生産数量は同2・9%増の13万6282t、出荷数量は同2・9増の13万6181t であった。
主な品目別の売上高は、単一溶剤類が135億6900万円、印刷用溶剤類が63億8千万円、単一溶剤を中心とした商品が50億4100万円、特殊シンナー類が38億3700万円、塗料・その他が23億500万円、洗浄用シンナー類が22億2400万円、ラッカーシンナー類が7億2800万円、合成樹脂塗料用シンナー類が5億9700万円であった。
2026年3月期の通期業績予想は、売上高は同3・8%増の360億2千万円、営業利益は同23・9%増の9億9千万円、経常利益は同20・0%増の10億5千万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同22・4%増の7億2千万円を見込む。