【決算】大伸化学、売上横ばいも利益大幅増
大伸化学(堀越進社長)は8月7日、2026年3月期第1四半期の連結決算を発表した。同社グループの製品出荷数量は前年同期比1・6%減の3万3766トンとなった。売上高は、販売単価は上昇したものの出荷数量の減少により、同1・1%減の84億3200万円となった。
利益面では、新規需要の開拓や販売価格の是正、効率的な原材料購入の推進に加え、原材料単価が前年同期を下回ったことにより、営業利益は同86・5%増の1億5600万円、経常利益は同66・8%増の1億7500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同83・2%増の1億1900万円となった。
主な品目別の売上高は、単一溶剤類が同1・0%減の33億7400万円、印刷用溶剤類が同0・8%減の15億9800万円、単一溶剤を中心とした商品が同6・1%減の11億3千万円、特殊シンナー類が同3・8%増の8億9千万円、塗料・その他が同0・7%増の5億7100万円、洗浄用シンナー類が同0・8%増の5億3800万円、ラッカーシンナー類が同2・8%減の1億8100万円、合成樹脂塗料用シンナー類が同6・6%減の1億3800万円、その他収入が同10・5%増の700万円であった。