【決算】イサム塗料、利益を二桁増計上
イサム塗料(北村倍章社長)は8月5日、2026年3月期第1四半期連結決算を発表した。売上高は前年同期比1・2%減の19億8300万円、営業利益は同20・7%増の2億1200万円、経常利益は同19・8%増の2億5700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同17・3%増の1億7200万円であった。
同社グループでは、一定の販売数量を確保し、自動車補修用市場でのシェア拡大を図るため、顧客ニーズに沿った環境対応型塗料や高機能性塗料で販路拡大に注力するとともに、大型車両分野や工業用分野などの新規市場開拓や建築用塗料の受注拡大に向け、営業活動を展開した。また、原材料価格、エネルギーコスト、人件費等の上昇分を吸収すべく、販売数量が厳しいなか、収益向上のための人材確保ならびに人材育成、業務効率化に注力しながら、収益確保に努めた。
売上高は、価格改定の効果が一定程度あったものの、塗装関連機器等の販売減少により減収となった。利益面では、期初より予定していた生産設備等の改修費用が第2四半期以降にずれ込んだため、前第1四半期連結累計期間に比べて生産設備改修費用が減少し増益要因となった。
セグメントの業績は、塗料事業は、売上高は同1・3%減の19億5700万円、営業利益は同22・6%増の2億100万円であった。その他は、売上高は同1・9%増の2600万円、営業利益は同5・6%減の1100万円であった。