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【決算】日本特殊塗料、売上減も収益拡大見据え

2025.11.27

日本特殊塗料(遠田比呂志社長)は11月12日、2026年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。売上高は、主に塗料関連事業の減収により前年同期比7・0%減の303億円、営業利益は、売上高の減少に加え将来の収益拡大を見据えた戦略投資を進めた結果、同14・4%減の16億4千万円、経常利益は同5・2%減の28億2500万円、親会社株主に帰属する中間純利益は、固定資産売却益の計上等により同22・8%増の25億9500万円となった。
 
セグメント別の業績で塗料関連事業は、建築・構築物用塗料の販売は概ね前期並みの水準で推移した一方、集合住宅大規模改修工事等の工事関連売上は、例年並みの安定した受注を維持しているものの、前年同期比では大型物件の反動減が大きく影響し、セグメントの売上高は同17・5%減の100億5千万円、セグメント利益は同35・1%減の3億4400万円となった。

自動車製品関連事業は、中国をはじめとしたアジア地域における国内自動車メーカーの販売不振等を受け、主力製品である吸・遮音材等の販売減少が損益面にも影響したことから、セグメントの売上高は同0・6%減の202億4300万円、セグメント利益は同6・5%減の12億9100万円となった。
 
その他は、保険代理業の売上高は同3・1%減の700万円となった。
 
なお、今年5月9日に公表した通期連結業績予想を修正。売上高は予想より4・0%減の605億円と下方修正したが、営業利益は同13・0%増の30億5千万円、経常利益は同10・8%増の56億5千万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同20・0%増の48億円と上方修正した。