【決算】神東塗料、売上増で営業利益大幅増
神東塗料(小坂伊知郎社長)は11月6日、2026年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比5・3%増の106億6900万円、営業利益は同61・1%増の1億2200万円、経常利益は同6・4%増の2億4200万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同69・7%減の500万円となった。
各分野の売上高は、インダストリアル分野の粉体塗料分野は堅調に推移したが、一部建築資材向け塗料の出荷が不調だったことから売上高は分野全体で減少した。
インフラ分野では、防食塗料分野において建物メンテナンス塗料が減少したものの、重機向け塗料および工場設備補修向け塗料が増加したこと、並びに子会社の工事売上が好調に推移したことから、売上高は分野全体で増加した。
自動車用塗料分野は、一部の納入先において生産量が減少したことにより塗料製品の出荷数量の減少はあったが、全体的には横ばいとなり、また価格改定の影響もあり、売上高は増加した。
その他塗料分野は、主に軌道材料製品分野において、道床安定剤の出荷が好調に推移したことなどから、分野全体の売上高は増加した。
なお、今年5月14日に公表した通期連結業績予想を修正。売上高は予想より11・1%増の200億円、営業利益は同100・0%増の2億円、経常利益は同40・0%増の3億5千万円といずれも上方修正し、親会社に帰属する当期純利益は1億円のまま据え置いた。

