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3月業況アンケート、出荷数量・金額とも増

日本塗料工業会(若月雄一郎会長)は2025年3月の業況観測アンケート(日塗工会員31社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が102・2%、販売金額も104・8%といずれも増加した。
 
需要分野別(金額)では、自動車は同109・7%と上回ったが、船舶・構造物は同99・8%、電気・機械・金属は同99・3%、木工は同98・8%、建築は同97・5%と下回った。
 
全体の出荷数量は31社中、前年同月比プラスが12社、マイナスが17社、横ばいが2社。販売金額は31社中、同プラスが15社、マイナスが12社、横ばいが4社であった。
 
出荷数量の推定値は12万9千tで前年同月比103・2%、同金額は636億円で前年同月より29億円増加した。
 
需要業種別で見ると、建築は19社中プラスが3社、マイナスが15社、横ばいが1社。自動車は13社中プラスが10社、マイナスが3社。船舶・構造物は8社中プラスが1社、マイナスが5社、横ばいが2社。電気・機械・金属は16社中プラスが8社、マイナスが7社、横ばいが1社。木工は8社中プラスが3社、マイナスが4社、横ばいが1社であった。
 
2025年4月見込み(前年同月比)は、販売数量は31社中プラス予想が7社、マイナスが16社、横ばいが8社。同金額はプラス予想が11社、マイナスが13社、横ばいが7社であった。なお、4月の出荷数量見込みは前年同月比97・6%、同金額は97・9%としている。