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6月業況アンケート、 出荷数量・金額とも増

日本塗料工業会(毛利訓士会長)は2025年6月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が100・4%と微増、販売金額も102・9%と増加した。
 
需要分野別(金額)では、船舶・構造物は同105・8%、自動車は同104・6%、木工は同101・6%、電気・機械・金属は同101・2%と上回ったが、建築は同99・2%と下回った。
 
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが18社、マイナスが13社、横ばいが2社。販売金額は33社中、同プラスが22社、マイナスが10社、横ばいが1社であった。出荷数量の推定値は12万1千tで前年同月比100・8%、同金額は617億円で前年同月より18億円増加した。
 
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが13社、マイナスが7社、横ばいが1社。自動車は14社中プラスが11社、マイナスが3社。船舶・構造物は9社中プラスが6社、マイナスが3社。電気・機械・金属は18社中プラスが10社、マイナスが8社。木工は8社中プラスが6社、マイナスが2社であった。
 
2025年7月見込み(前年同月比)は、販売数量は33社中プラス予想が9社、マイナスが15社、横ばいが9社。同金額はプラス予想が14社、マイナスが11社、横ばいが8社であった。なお、7月の出荷数量見込みは前年同月比98・0%、同金額は99・7%としている。