WEB塗料報知|塗料・塗装、コーティング業界のプラットフォーム

日塗工新年会、追加機能で高付加価値化へ

日本塗料工業会(毛利訓士会長)は、新年賀詞交歓会を1月7日正午から東京都千代田区紀尾井町のホテルニューオータニで開き、塗料・塗装産業から約480人が集まり盛大に行われた。

あいさつに立った毛利会長=写真=は、世界情勢や経済環境について言及した後、塗料業界の取り巻く環境について「原料価格の高止まりが続く厳しい状況であるが、昨年4月から10月の出荷金額は対前年度比プラスとなった。しかし、長期的では、人口減少や需要減少が懸念されている国内においては、塗料の量的拡大が困難な状況になっている。この状況を変えるには、塗料に省エネルギーや環境負荷低減等の追加機能を強化することにより、高付加価値化へ転換し、新市場を開拓する必要がある」と力強く語った。
 
同工業会の活動については、「塗料・塗装設備展やジャパンビルドなどのイベントへの積極的な参加を行い、塗料の普及啓発を図るとともに、新たな可能性を追求する機会を増やしていきたい。
 
また、塗料製造現場の安全対策も進めていく。昨年開発した塗料業界向けの労働災害体験VRコンテンツを会員各社様等に、無料の貸し出しサービスを実施しており、ご活用いただければと思っている。また、建築塗料塗装セミナー、CCSセミナー等を通じて人材育成の関連する事業を積極的に進めており、当会は塗料産業発展のために一層の努力を重ねて参りたい」と述べた。


塗料・塗装産業の経済人が一堂に会した 

続いて、経済産業省製造産業大臣官房審議官の畑田浩之氏が、「化学業界は大きな構造転換が迫られており、競争力を維持するために企業間の連携、事業ポートフォリオの見直し等で苦労されていると思う。経済産業省としては、こうした流れを先行投資支援や税制で支えていく」等とあいさつを行い、日々の安定塗料供給についても感謝を述べた。
 
同会副会長の小坂伊知郎氏の乾杯発声で新年の祝宴に移った。祝宴後は、同じく副会長の戸次強氏の中締めで閉会した。