【決算】アトミクス、増収増益を達成
アトミクス(宮里勝之社長)は8月8日、2026年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2・2%増の28億8400万円、営業利益は同142・0%増の9100万円、経常利益は同220・8%増の1億200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同401・2%増の6500万円となった。
原材料価格やエネルギーコスト等の高騰が続き、厳しい経営環境となっているものの、第14次3カ年計画の最後の期である同期において、その目標を達成させるとともに、新たな組織(営業変革推進室)を立ち上げる等、「変革」をキーワードに掲げ各事業部において現業務の見直し等を行い、効率化、生産性の向上に努めた。
セグメント別で塗料販売事業は、道路用塗料では路面標示用塗料、カラー舗装材および補修関連製品が伸長し、前年を上回った。汎用・床用塗料では、アメリカの関税政策により主力顧客としている工場ユーザーの設備投資の動きが鈍くなったものの、新規工場ユーザーを獲得したことや遮熱関連製品、高耐久製品の伸長により、前年を上回った。家庭用塗料では、インターネット販売は順調に推移したが、5月の連休においてホームセンター分野での売上が低迷したため、前年を下回った。この結果、売上高は同0・5%増の27億700万円となった。
施工事業は、子会社アトムテクノスで施工している工事が順調に推移し、塗床工事では新規顧客の開拓によって受注案件が増加したことにより、前年を上回った。この結果、売上高は同38・3%増の1億7600万円となった。