関西ペイント、シンナー製品を50%以上値上、出荷統制
関西ペイントおよび関西ペイント販売は2日、中東情勢の緊迫化を背景とした原材料価格の急騰および供給不安定化を受け、シンナー製品全般の価格改定と出荷統制を実施すると発表した。改定幅は「現行価格より50%以上」という異例の上げ幅となり、4月13日出荷分から適用される。
また、供給維持を最優先するため、過去実績ベースの「出荷統制」も行うと同時に発表。昨今の不安定な中東情勢が原材料の調達に深刻な影響を及ぼしているとして、安定供給の維持を最優先に掲げた。
これに伴い、シンナー製品全般を対象に出荷統制を開始。4月2日17時以降の受注分については「昨年4月度の出荷実績」を上限とする制限を設ける。既に受注済みの製品についても調整の可能性があるほか、今後の受注についても状況次第では断る可能性があるとしており、需給バランスの極めて厳しい局面が続く見通しだ。
価格改定の実施日は4月13日(月)。改定幅は一律ではなく「50%以上」とされており、石油化学製品を原料とするシンナー価格の跳ね上がりが、塗料業界全体のコスト構造に大きな打撃を与えることは避けられない。
同社は「誠に不本意ではございますが、可能な限りの安定供給を維持するため」と苦渋の決断であることを強調し、取引先へ理解を求めている。なお個別製品の改定率や条件については、担当営業が別途対応する。
