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【決算】神東塗料、売上増も利益大幅減少

神東塗料(小坂伊知郎社長)は8月6日、2026年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比3・3%増の50億5900万円、損益面では、原材料価格の高止まりなどからコスト上昇圧力が続いている影響により、営業利益は同56・7%減の3100万円、経常利益は同47・6%減の8600万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は500万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益1億7300万円)となった。
 
各分野の売上高は、インダストリアル分野では、粉体塗料分野において部品メーカー向け塗料の出荷が好調に推移したが、工業用電着塗料分野において電気機器向け塗料の出荷が低調であったこと、および工業用塗料分野において金属製品関係の塗料の出荷が低調であったことから、売上高は分野全体で減少した。
 
インフラ分野では、建築塗料分野において汎用品の低調が継続し分野全体としては前年を下回ったが、子会社の工事売上が好調に推移したことから、売上高は分野全体で増加した。
 
自動車用塗料分野は、自動車メーカーの増産を受け出荷が増加したことから、売上高は増加した。
 
その他塗料分野は、主に軌道材料製品分野において道床安定剤の出荷が好調に推移したことから、売上高は増加した。