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未来を拓く「レガシー製品・技術ーアクト

アクト 水性塗料の廃棄重量最大70%減

世界的にVOC(揮発性有機化合物)規制が強化され、有機溶剤系から水性塗料への転換が急速に進んでいる。しかし環境面では望ましいこの変化も、廃水処理の現場では新たな課題を生んでいる。水性塗料は有機高分子凝集剤では凝集しにくく、また有機溶剤のように揮発しないものは、汚泥量が増加して廃棄コストが高騰する。こうした顧客の課題に対し、株式会社アクトは電荷中和力によって水性塗料でも高効率に処理できる無機凝集剤「水夢」を開発。簡単な撹拌だけで濁りを除去でき、高い脱水性能により廃棄重量を最大70%削減できる。

上市した頃の無機凝集剤「水夢」とアルカリ中和剤「融夢」

「水夢」、「融夢」の現在のパッケージ。 水夢は、新配合を次々と開発 

さらに、水溶化の潮流は塗料にとどまらず、インキ・ボンド・切削液などにも拡大。少量多品種化が進むことで廃液組成も多様化し、単一品番では対応が困難になった。そこで同社は顧客から実際の廃液を受領し、成分分析を行い、その特性に合わせた新配合を次々と開発。結果として品番を拡充し、幅広い廃液への対応力を確立した。水夢は水性塗料や重金属を含む難処理廃水にも適応し、農水省・国交省から環境にやさしく効果の高い凝集剤として認定を受け、現在では340社以上の現場に導入されている。
 
加えて同社は、廃塗料を水で希釈せずに、塗料そのものを固化して処理したいという顧客要望を受け、残塗料をそのまま固化できる塗料固化剤の開発を進めている(2026年3月発売予定)。