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大阪ガスケミカル、新ブランドを立上げ

大阪ガスケミカルは、この度キシラデコールシリーズとは異なる、新しいブランドとして「VitaBio(ヴィタバイオ)」を立ち上げた。同シリーズは、同社が長年培ってきた防カビ・防藻・抗菌などの技術を活かした木材に限らない内外部建築部材の長寿命化および、衛生環境の向上に貢献する製品ブランドとして位置付けている。

ブランド製品第一弾の「ヴィタバイオ カビ止め剤X-2」(14L)

新ブランド発表に合わせ、同社では7月1日からブランド製品の第一弾として「ヴィタバイオ カビ止め剤X-2」を発売する。同製品は、建材用カビ止め下地処理剤で、特長は①カビ・藻を断ち、増殖や発生を防ぐ②施工後の水洗いが不要で、施工期間短縮と環境へ配慮する③乾燥が非常に速く作業性に優れている(乾燥時間約1分)④乾燥後は仕上材(塗料・壁紙・建材など)の種類やメーカーを選ばず施工ができる⑤建築物内外部選ばず、サイディング、コンクリート、瓦、レンガ、石材、木材、金属、石膏ボード、ケイカル板等さまざまな建材に使用できる点にある。
 
施工方法は、新築時の予防では、カビや藻が発生していない部位の素地を清掃。その後「ヴィタバイオ カビ止め剤X-2」を塗布し、上塗り/仕上材(塗料・壁紙・建材など)を施工する。一方、既存住宅のカビや藻の再発抑制の場合は、素地を高圧洗浄して乾燥させ「ヴィタバイオカビ止め剤X-2」を塗布後、上塗り/仕上材(塗料・壁紙・建材など)で施工する。これまで高圧洗浄や清掃で除去しきれなかったカビや藻を根本から排除し、建材の内側からの増殖・再発を防ぐ。
 

カビ抑制効果の実験(㊧塗布なし㊨ヴィタバイオ塗布済)


防カビ等のメカニズムは、イソチアゾリン系の有効成分が微生物のタンパク質の合成を阻害し、カビ(黒カビ、青カビ、赤カビ、煤カビ)・藻の増殖を抑制する。なお、2週間カビを培養し、繁殖状況を観察した除菌効果実験でも、「ヴィタバイオカビ止め剤X-2」のカビ抑制効果が認められている。
 
【容量】3・5L、14Lの2種類(※3・5Lは1箱4個入り、14Lは1缶単位より同社からの直送出荷が可能)。カタログ、サンプルの請求は、キシラデコールシリーズの販売店へ。
 
℡0120・124・123