4月業況アンケート、 出荷数量・金額とも減
日本塗料工業会(毛利訓士会長)は2025年4月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が96・5%、販売金額も99・2%といずれも減少した。
需要分野別(金額)では、自動車は同103・1%、木工は同101・8%と上回ったが、電気・機械・金属は同97・5%、船舶・構造物は同97・2%、建築は同95・0%と下回った。
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが11社、マイナスが20社、横ばいが2社。販売金額は33社中、同プラスが15社、マイナスが16社、横ばいが2社であった。
出荷数量の推定値は12万2千tで前年同月比96・8%、同金額は628億円で前年同月より5億円減少した。
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが8社、マイナスが13社。自動車は14社中プラスが5社、マイナスが8社、横ばいが1社。船舶・構造物は9社中プラスが6社、マイナスが2社、横ばいが1社。電気・機械・金属は18社中プラスが8社、マイナスが9社、横ばいが1社。木工は8社中プラスが3社、マイナスが4社、横ばいが1社であった。
2025年5月見込み(前年同月比)は、販売数量は33社中プラス予想が9社、マイナスが21社、横ばいが3社。同金額はプラス予想が10社、マイナスが13社、横ばいが10社であった。 なお、5月の出荷数量見込みは前年同月比97・9%、同金額は100・5%としている。