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【決算】藤倉化成、売上減も利益面は伸長

2026.02.27

藤倉化成(栗原進社長)は2月12日、2026年3月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2・7%減の414億8900万円、営業利益は同57・2%増の17億8000万円、経常利益は同18・6%増の21億7千万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同40・0%増の16億2100万円であった。
 
セグメント別業績でコーティングにおいては、自動車向け塗料の国内販売は、延期されていた同社製品の採用車種の生産が開始する等、一部顧客に需要の回復が見られた。海外販売は北米、欧州、中国での販売が低調に推移した一方、インド・ベトナムでの販売は好調に推移した。自動車向け以外の塗料については、化粧品容器用塗料の販売が堅調に推移した一方、ホビー用塗料の販売は国内や中国での販売が低調に推移した。この結果、売上高は同7・0%減の208億2900万円、営業利益は同2・9%減の6億4500万円となった。
 
塗料においては、新築用塗料の販売は、主要顧客において建築棟数の減少等の影響を受け、やや低調に推移した。リフォーム用塗料の販売は、集合住宅向け塗料を中心に堅調に推移した。この結果、売上高は同14・2%増の101億5800万円、営業利益は同163・9%増の6億9400万円となった。
 
電子材料においては、車載向け製品や電子機器向け製品の販売が堅調なことに加え、苦戦が続いていたパソコン向け製品にも需要の回復が見られた。この結果、売上高は同7・8%増の32億6300万円、営業利益は同233・2%増の1億7200万円となった。
 
化成品においては、トナー用樹脂や電荷制御剤の販売は低調な結果となった一方、粘着剤の販売は引き続き好調に推移した。メディカル材料分野では、主力製品の糖尿病診断薬試薬の販売が堅調に推移した。この結果、売上高は同5・8%増の36億8700万円、営業利益は同97・3%増の2億8900万円となった。
 
合成樹脂においては、建材、照明、カーナビ用製品の販売は好調に推移した一方、北米向けのアクリル樹脂原料やリチウムイオン電池用増粘剤、テレビ用レンズキャップの販売が低調に推移した。この結果、売上高は同26・9%減の35億5200万円、営業損失は2千万円(前年同期は営業利益600万円)となった。
 
なお、昨年9月30日に公表した通期連結業績予想を修正。売上高は予想より2・8%増の550億円、営業利益は同25・0%増の20億円、経常利益は同83・3%増の33億円、親会社に帰属する当期純利益は同91・7%増の23億円と、いずれも上方修正した。