廃却予定のテストピースがモザイクアートに NPAC
日本ペイント・オートモーティブコーティングス(NPAC)が枚方市立長尾中学校に寄贈した廃却予定のテストピース約2万枚が、生徒たちの手でモザイクアート作品に生まれ変わった。作品は、9月18日に開催された同校の第48回総合文化祭で保護者など来訪者に展示された。
NPACは、6月5日に枚方市立長尾中学校で、中学1・2年生約260名を対象に、環境問題や資源循環について考える出張授業を実施。自動車用塗料製造の仕事紹介やテストピースの目視判定体験などを行い、その際に廃却予定だったテストピース約2万枚を作品作りの素材として寄贈した。
中学1・2年生の各クラスは、文化祭で披露する合唱曲をテーマに、話し合いながらモザイクアートのデザインを決定。その後、テストピースをカットし、色の組み合わせや配置を工夫しながら貼り付け、作品を完成させた。作品はいずれもテストピースの色や質感を生かした個性ある仕上がりとなり、会場に展示されるとともに、合唱中にはその写真がプロジェクターで映し出された。
生徒からは「廃棄される予定だったものを再利用できてとても良かった」「近くで見ると色がばらばらで、きれいになるのかと思ったが、遠くから見るときれいで驚いた」といった声が上がった。

今回のプロジェクトを推進したNPACの道籏正和氏(左)と森里旬子氏(右)
今回のプロジェクトを推進した道籏正和氏(NPAC枚方工場安全環境)は「今年1月からモザイクアートプロジェクトチームを立ち上げ、廃テストピースの収集から出張授業、作品づくりまでNPAC、NPA製造、そして枚方市立長尾中学校が一体となって取り組んできた。『こころをひとつに色と未来を絆つなごう』というテーマのもと、廃テストピースが見事な作品へと生まれ変わった事に大変感動している。この活動をきっかけに、少しでも多くの皆さんが色や環境問題に関心を持ち、未来について考える機会となれば幸いです」
また、森里旬子氏(NPACフィルム事業部技術開発部 生産技術課)は「今回の取組みを通じて、廃却予定だったテストピースが、生徒の皆さんの創意工夫で個性豊かなモザイクアート作品に生まれ変わり感動した。この活動が資源の大切さや再利用の意義を考える入口になったのであれば嬉しく思います」と語った。
枚方市立長尾中学校では、NPACが寄贈したテストピースを、今後も美術の授業や作品づくりに活用していく予定。
