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国交省、推奨技術24件選定

国土交通省は、公共工事における新技術活用システムNETISに登録された技術の中から、令和8年度の「推奨技術」など24件の技術を選定した。この制度は、新技術の中でも特に優れたものを国が認定し、公共工事での積極的な活用を促すことで、建設現場の生産性向上やインフラの長寿命化を目指すものである。今回選定された技術の中には、インフラ維持管理の要となる塗料・工法技術が2件含まれており、橋梁や道路の長寿命化への寄与が期待されている。

選定を受けた日本ペイントの「ダンジオーラE下塗」は、鋼道路橋の塗り替え塗装において卓越した防食性能を発揮する高防食耐久性塗料として評価された。同塗料は、塩害地域、十分な除錆が難しい場合を想定した「さび面に対しても塗装できる、さび転換機能を持つ高いさび面適正設計」を重視して開発している。
 
同技術は、塗膜遮断性が既存品より約 10 倍高く、一般品がCCTサイクル数の増加に伴い遮断性が低下することに対して、上昇する特徴を有する。さび面での防食性も高くなり、防食耐久性を発揮し、 ライフサイクルコストの低減を図ることができる。

「ハードラインアクア#21 MD工法」の概略図

一方、路面標示の分野で選定を受けたのが、アトミクスの「ハードラインアクア#21 MD工法」である。本技術は、水性塗料の弱点である低温時・高湿度時における乾燥性・耐降雨性の改善を図った工法である。従来の水性路面標示用塗料の施工では、施工後の乾燥に8~13分程度を要し、乾燥完了まで交通規制を行う必要があるという課題があった。同工程では塗料を速乾させるため、「乾燥促進剤(粉体)+乾燥促進剤(液体)」の2つの乾燥促進剤の構成とすることで、1~2分の乾燥時間とすることを可能にした。