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パウダー協、フランス粉体塗装事情を視察

日本パウダーコーティング協同組合(渡邊忠彦理事長)は、昨年のベトナム・ハノイに続き、「2018パウダー協視察研修」を7月中旬に実施、塗装専業者/塗料販売・商社/試験測定機器/産業機械商社など、20人余りが参加した。今回の訪問国はフランス、1968年に冬季オリンピックが開かれたグルノーブルではSames Kremlin社を、またパリに次ぐ第2の都市と言われるリヨンではSunkiss Matherm社で企業視察を行った。


塗装機器メーカーのSames Kremlin社は1962年に静電粉体塗装法を発表。同年、日本にも紹介され、現在サメス・クレムリン社(神奈川)が事業を展開している。当日は製造工程、塗装ラボラトリーを見学し、実際に塗装ガンを吹くほか、静電粉体用ベル塗装機「SAMES INOBELL」の導入事例や性能を確認した。

Sames Kremlin社

「サーモリアクター」を製造するSunkiss Matherm 社は、ダイニッカ(東京)と提携し事業を展開。塗膜の焼付乾燥に使用されている。当日は触媒酸化対応パネルユニットの製造工程、メカニズムを踏まえ、エネルギー効率が高く省スペース化を実現する塗装設備システムが組めることを確認した。

Sunkiss Matherm社

その他、グルノーブル中心から南に直線で約2kmにある、油圧ショベルなどの建設機械を製造するCaterpillar Grenoble(France) 社をサメス・クレムリン社の紹介を通じて、組立前塗装(PBA)によるオール粉体の塗装工程を見学することができた。

今回の研修では、<粉体塗装機器~粉体塗装工程~塗膜乾燥システム>といった一連の流れを視察する良い機会を得た。