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名神高速・江坂のトンネルがアート空間に

現代美術を愉しもう塾(蓬田理恵子塾長)の第13回「トンネルアート」が、昨年に引き続き大阪府吹田市の名神高速・江坂のトンネル(吹田市江坂町3丁目)で実施されている。「トンネルアート」は、平成18年に吹田市立博物館前の名神高速トンネルで始まり、毎年夏休みに行われてきた。江坂のトンネルは2カ所目。今年は昨年の対面に壁画が描かれる。いずれも、薄暗い殺風景なトンネルが、子供達とプロの指導で夢を描いた楽しい通路に変身したと地元の人々から喜ばれている。

子供たちが描く前の下地処理

このイベントは、子どもゆめ基金助成活動として行っており、吹田市・吹田市教育委員会が後援、数多くの支援団体・企業、アーティストたちの協力によって続いている。毎年約400人の子供達が参加する。活動で一番重点を置いていることは、子供にいたずらに描かせるのではなく、プロのアーティストの指導のもと全体のバランスを考えて一緒に制作していることである。完成した大パノラマ壁画は全体の構図が素晴らしいと高く評価されている。

400人が参加するトンネルアート

日本ペイントは3年前から日本塗料工業会大阪事務所を通じて壁面の下地となる白の塗料と絵を保護するクリヤーを寄付しており、今回も協賛している。また7月15日には同社が契約しているアフリカンペイントアーティスト・SHOGEN氏も製作に参加した。

アフリカンペイントアーティスト・SHOGEN氏も製作に参加

昨年から日本刷子商工業協同組合・筆部会の企業が画筆を寄贈。さらに同組合賛助会員のペイントマシンは、7月3日に作業者にやさしい圧送ローラーを使って下地材塗布の奉仕作業を行った。