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兵庫昭和会、「列車ボランティア塗装」実施

 

兵庫昭和会(眞岡良光会長)は、創立30周年記念行事として、兵庫県三田市あかしあ台のはじかみ池公園にある「SL夢サンディ号」のボランティア塗装を実施した。日程は10月4・5・6・14の4日間だった。
記念式典は来年4月18日神戸市中央区北野町のANAクラウンプラザホテル神戸で行われる予定である。
今回塗装したのは「マニ50形」という郵便物などを運ぶ荷物車で、全部で230両余造られたが現在完全な形で残っているのは、はじかみ池公園に展示されているものとされている。塗装作業は兵庫昭和会のメンバーを中心にボランティアで行われた。

下地処理

塗装作業

慎重に塗装


塗料は2液形シリコン樹脂塗料が使用され、4社が塗料を提供した。内訳は、関西ペイントがコスモマイルドシリコンⅡ、日本ペイントがファインシリコンフレッシュ、大日本塗料がEXTRAスマイルシリコン、スズカファインがワイドエポーレSiだった。
色は国鉄青15号、塗装面積は約200㎡だった。

ボランティア参加者


なお、機関車D5125も同じ場所に展示されている。1936年に川崎車両で製造され、翌年から三田市を通る福知山線や山陽本線、奥羽本線など日本各地で主に貨物用の機関車として活躍した。
1971年に最終走行した後、大阪府にある吹田操作場に置かれたが、SLファンの強い要望ではじかみ池公園に1988年に展示された。