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第2回[関西]高機能塗料展① 併設展とあわせて盛況

2019.06.06

リードエクジビションジャパンは、522日から24日まで、大阪府大阪市住之江区のインテックス大阪において第2回「[関西]高機能塗料展」を開催した。同展は日本塗料工業会が共催する塗料・塗装の総合展として、国内外の塗料やコーティング剤、塗装・コーティング機器から、原料、関連資材まで幅広い分野にわたって企業・業界団体が参加した。同時開催展と併せての来場者数は3日間の会期中に2万8454人(主催者発表)で、昨年比3000名以上の増加となった。

大勢の来場者で盛況を博した

 

会場では初日より開場時間前から受付には多くの来場者が列を作り開門を待つ光景が見られた。そして、一旦開場となると、続々と入場してきた来場者たちは塗料メーカーをはじめとするさまざまなブース内の製品デモやパネル展示を興味深く見入っていた。さらに、時間が経つうちに併設されたフィルム展やプラスチック展などからの‶人の還流〟も起こり、思わぬ技術を見つけ出し、ブース担当者と熱心に商談を交わす光景が、多くの場所で見られた。また、今回は海外メーカー、商社のブース出展も多く、海外からの来場者も目立った。

なお、本展示会ではさまざまなセミナーも催され、特に最終日の基調講演は、日本ペイントホールディングス執行役員R&D本部長の小畑裕作氏による「高機能塗料で未来を拓く!」は、アジア発のグローバルペイントメジャーを目指す同社の存在意義を自ら問い直し、目指す姿を描きつつ現在の取り組みや、最新の高機能塗料を紹介して、大いに好評であった。また、塗料報知新聞社の専門技術セミナー「水系コーティングにおける樹脂の役割~グリーン・コーティング・フォーラム~」も開催された。こちらは書籍『コーティング用水性樹脂ガイドブック』の著者である中山雍晴氏が、自著の概要説明や読者が興味のある項目について重点的に講演をおこない、こちらも好評を博していた。

塗料報知新聞社も出展

塗料報知新聞社は今回、「[関西]高機能塗料展」とあわせて「[関西]高機能フィルム展」にもブース出展し、展示会向け本紙特別版ならびに専門誌『塗布と塗膜』特別号の限定無料配布を行い、業界情報の発信に務めた。ブース内では、特設コーナー「注目企業/製品・サービス」を設け、また、スタッフが立ち寄った来場者からの相談に応じ、‶業界のナビゲーター〟としての対応を行った。本社事業部では、12月に幕張メッセで開催される「高機能塗料展」「高機能フィルム展」(東京展)にも出展する予定である。