オークマ工塗、非密着素材塗装の技術販売開始
オークマ工塗(大阪・大熊重之社長)は3月22日、これまで塗装が困難とされてきたシリコンゴムやポリエチレン(PE)などの非密着素材に柔軟かつ強力に密着する塗装技術「ワレンコート」の限定技術販売を開始したと発表した。「ワレンコート」は、特殊な下処理と塗装プロセスを通じて、従来では密着が不可能とされていた素材にも塗装を可能にする、全く新しい塗装技術。柔軟性に優れ、塗膜が割れることなく長期間の使用にも耐えるため、製品の付加価値向上や差別化に大きく貢献する。
同技術の特長は、シリコンゴム、PE、TPEなど非密着素材に対応。柔らかく割れない塗膜で、衝撃や変形にも追従し、塗装面を保護する。 下処理機材は持ち運び可能で省スペース。塗装環境があればどこでも施工可能で、出張施工も可能。
活用実績・想定用途として、産業用設備・装置の部品美観仕上げ(大手メーカーでの実績あり)、家電部品やアウトドア製品の滑り止め・デザイン塗装、医療・介護用品など柔らかく安全性が求められる製品への仕上げ、建築部材の軽量化・意匠性仕上げがある。
同社ではこれまで「ワレンコート」を社内施工にて個別対応していたが、より多くの地域・企業に技術を届け、現場の課題解決に貢献したいとの思いから、技術と機材の外部販売を決定した。「ワレンコート」技術販売の概要は次の通り。
▽商品名=ワレンコート技術(塗装技術 + 専用機材)
▽発売日=3月3日
▽購入方法=:電話またはメールにて事前申し込み(契約締結後、順次提供)
▽販売形態=技術提供契約 + 専用機材の販売(技術指導付き)
▽価格=導入内容により異なる。詳細は個別に案内。
℡072・988・1363