『塗布と塗膜』The Coatings Quarterly(Vol.14 No.2)

本体価格: | 年間購読8,800円(税込/送料込) |
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著者・出版: | 塗料報知新聞社 |
ページ数: | 64ページ |
体裁: | A4・全面カラー |
発刊日: | 2025年5月20日 |
特集:安全コンテンツから紐解く塗料・塗装産業の対策 ほか
塗料製造、塗装作業と、化学物質を使用する塗料・塗装産業は危険と隣り合わせでもある。火災や、機械・装置との巻き込み・接触、有機溶剤中毒等々労働災害につながるリスク高い産業とも言える。それだけにリスクアセスメントという概念が重要となるが、「見えない」「経験できない」リスクへの対処における従業員教育は難しいのが実情だ。
塗料製造や工業塗装も含まれる製造業での業種別死傷者数は、令和5 年で27,194 件と、業種分けしている中で最も多い。前年比1.9% の増加件数となっており、対策を講じても減少とまでいっていない。なお、製造業の業種別データでは化学工業は、死亡災害が14 件、死傷災害が2,118 件。金属製品製造業は、死亡災害が20 件、死傷災害が4,037 件。発生上位に位置する。
工業塗装における安全への職場について、あえて外国人実習生に聞いた。答えは、口を揃えて「マスクの徹底をはじめ日本の職場は安全への関心が高い」と、返答があった。国家間で預かっている貴重な人材という側面もあり安全への職場づくりは、日本の強みなのかもしれないが、こういう安全への対策は自社ノウハウでななく業界の共有知へと展開したいところだ。そこで本誌では、安全教育のコンテンツとして展開しているVR や実例集、マスクメーカーの工業塗装のソリューションコンテンツから、業界・現場の安全対策を紐解いていく。
『塗布と塗膜』
昭和46年に創刊した旧『工業塗装』誌の工業用塗料・塗装分野はもとより、建築用塗料・塗装分野はもちろんのこと、広くコーティングや表面処理、関連材料、更には色彩・デザインといった分野までを網羅する業界関連総合専門誌。業界とユーザーを繋ぐ専門誌として創立65周年に新題号としてスタートしました。
2025年5月号(Vol.14 No.2)
特集一覧
【寄稿】
①日本塗料工業会の労働災害安全教育VRコンテンツの開発/大澤 隆英【一般社団法人日本塗料工業会】
②実例を題材に 工業塗装の労働災害ケース・ストーリー/塗布と塗膜』編集部【株式会社塗料報知新聞社】
③工業塗装現場における安全衛生対策ソリューション/ 山川 純【スリーエム ジャパン イノベーション株式会社】
【特別寄稿】
オリオン エンジニアドカーボンズ、高漆黒カーボンを展開/三宅 裕児【オリオン エンジニアドカーボンズ株式会社】
注目 企業・製品
・製品コーナー 旭サナック デュアル電界方式 粉体自動ガン EcoDual ECDa
・この企業にスポットライト 新生Binksジャパン始動
・製品TOPICS 2025年2月~ 4月 新製品リスト
マーケット
・塗塗装の変革 NPAC×内浜化成 型内塗装を共同開発、安川電機「協調塗装」新たな塗装方式
・ユーザー事例【万博特別編】 塗料/ 塗装が演出する 大阪・関西万博
・ 統計
注目団体活動
・神奈川県工業塗装協同組合/塗装技能コンクール
連載・コラム
・ たくを語録 工業塗装の神髄を読む(21)小柳拓央(小柳塗工所)
・連載:第2回 塗料から機能性コーティングへ ハードコート概論/佐熊 範和【東京都立産業技術研究センター】
レポート
・「 PFASフリーの展示多く」表面処理加工技術展2025
・「 日本からの出展社が過去最多」European Coatings Show 2025 Repor
塗料・塗装業界ニュース・トピックスほか
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・NEW TECHONOLOGY TOPICS カシューほか、東レ
・書籍案内 日塗工、『日本の塗料工業2025』
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・ピックアップ 関係各省庁発表・公布情報
・インフォメーション(催し物ガイド)
・表紙のことば・編集後記
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