WEB塗料報知|塗料・塗装、コーティング業界のプラットフォーム

【DIYショーレポ】和信ペイント、刷り込むだけで木の質感の新製品発表

顧客目線の良い製品を提供、勉強会等でDIYを啓蒙

和信ペイントは、今年は落ち着いたデザインブースで展示等の活動を展開した。DIYショーの手応えや業況等を瀬川義浩社長の話を中心にブースレポートする。

ブースの説明、製品戦略を話してくれた瀬川社長


「バイヤーズデーでは、ホームセンターの方々との商談がスムーズにできた。ブースでは、例年人気のワークショップをベースに展開し、参加された方々は皆、笑顔が絶えず、世界に一つの作品を真剣に作られていた」(瀬川社長)と話す。また、原材料高騰や円安などの影響から、同社を含むDIY業界は厳しい状況が続いているとのことで、「塗料の値段が上がっているという事実がある。塗料だけでなく、食料品をはじめとする生活品全てが値上がりしている。そうなると何かを控えなくてはならず、DIY関連とか、ホビー関連が抑えられる。生活品はなかなか減らせないことはしかたがないが、それでも寂しいと感じる」と語る。

HCの木材売り場を再現し、素材に対して塗るイメージがわかるブース

こうした市場環境のなか、今回のショーでは、新製品を中心に展示を心掛けたとのこと。ここ数年、同社では職人向けの製品に力を入れてきたが、今回メインPRした新製品は、主に塗装に不慣れなDIY初心者や手間を掛けずに塗装したい中級者にもお勧めだそうだ。 

新製品の「Easy Varnish(イージー・ヴァーニッシュ)」は、屋内未塗装木部(木工作品・家具・建具等)の着色・保護に最適で、簡単に塗れるのにワックス以上の耐久性を誇る。新製品の特長について「刷毛で塗るのではなく、スポンジ、ウエス、ウェットティッシュ(水99%以上のもの)で刷り込むだけで木の質感を活かした仕上りを演出できるので、DIY初心者や中級者にお勧めしたい。

さらにDIYを超えてこうした簡単に塗れる製品は、プロの領域でも使用できる。昨今の塗装業界では、職人不足が言われている。継承が上手くいかないなど、仕方のないことで、人手不足を補うためにも、簡単に塗れて、仕上がりの良いものを作ることを強く考え、開発に至った」と、製品開発の背景を説明した。

また、今回の展示について、「ただ製品を並べても、お客様に伝わらない。例えば、今、カフェ板という板材が人気で、ホームセンターではこの板材売り場の脇に陳列棚を用意し、並べている。どういった素材に塗るのかがイメージできないといけない。木は木目がすごく綺麗に浮き上がるので、その効果を実感した上で、製品を手にとって欲しいと思っている」と話す。

今後の事業展開については、「DIY全体が厳しい状況であるが、状況をしっかり掴み、良い製品をつくる。また、ホームセンターさんに協力いただき、勉強会などで啓蒙活動を推進して、新しい販路も見出していきたい」と展望を語る。顧客目線でよい製品を選んでもらう姿勢を示す和信ペイント。時代にあった良い製品の啓蒙とプロモーションにぶれはない。

今年も多くの参加者を集めた和信ペイントの代名詞となるワークショップ

来場者の声

使われた塗料が刷毛を使わなくても塗ることができ、初心者でも簡単に塗ることができた/今回はキットで組み立て・塗装をしたが、段階を上げて、自分で木や塗料を選んでDIYに挑戦してみたい/ワークショップで使った製品は、スポンジ等で簡単に塗れるので、使いやすく、参加した子供も楽しめた/HCバイヤー:ディスプレイの仕方が分かりやすかったので、展示セットのまま店舗に置いて欲しいくらいだ/ホームセンターの木材売り場を再現したブースがとても見やすく、実際に売場に置いた際のイメージがつきやすかった