ローバル、タイに第3のグローバル拠点
ローバルは、タイ・チョンブリ県のピントン3工業団地に新たな生産・供給拠点「ROVAL(THAILAND)CO., LTD.」を設立し3月20日、現地にて開所式を執り行った。日本、中国に次ぐ第3のグローバル拠点として、今後、本格稼働に向けた準備を進める。
背景として、近年、サプライチェーンの不安定化やBCP(事業継続計画)の重要性が世界的に高まっていることがあった。同社は、いかなる状況下でも顧客へ安定した品質の製品を届け続けるため、事業継続性の強化と供給網の多元化を目的に、タイへの進出を決定したという。「タイ拠点の設立により、原材料調達先の多様化も図り、地政学リスクに対するサプライチェーンの耐性を高めてまいります」と同社は発表している。
またタイ工場は、東南アジア、インド、中東市場への戦略的なハブとして機能する。同社は、タイ最大の貿易港であるレムチャバン港に近接する好立地を活かし、輸送コストの削減と納期短縮を実現。グローバル統一品質の現地生産を通じて、インフラ整備が進む各地域でのさらなるシェア拡大を目指す。
なお、式典の中で同社代表取締役の田中孝篤氏は、「昨今の地政学的リスクの高まりを受け、サプライチェーンの多元化は当社にとって喫緊の経営課題です。タイ拠点の設立は、成長が期待される東南アジア市場への展開と、日本のお客様への安定供給体制の強化、その両方を実現するための決断です。変化を恐れず、ローバルグループ全体の力を高めてまいりますます」と、新拠点への期待と決意を述べた。

