リファインHD、東都大学と産学連携協定
有機溶剤の精製・リサイクルや天然資源循環事業を手掛けるリファインホールディングスと、医療人育成を進める東都大学は2026年7月23日、産学連携に関する協定を締結した。
本協定は、共同研究の実施、教育連携、社会実装・地域貢献に関する事項の3点を軸に推進される。分離精製技術を強みとし、経営理念に「資源」「循環」「こころ」のリファインを掲げるリファインホールディングスは、ウェルビーイングを重視した新規事業の創出を目指しており、ヒューマンケアおよび健康科学領域における高度な知見を持つ東都大学に着目。
一方、1,700名の学生を擁し「まごころとおもいやり」を基本理念とする東都大学にとっても、同社との連携により健康科学分野での教育・研究の高度化および研究領域の拡大、さらには学術発展と持続可能な社会への貢献といった相乗効果が期待できる。締結にあたり、両団体の代表者は今後の展望について以下のように語った。
リファインホールディングスの川瀬泰人代表取締役社長は、「 10年前から溶剤以外に廃棄物になっているものを循環させる事業を進めてきた。最近では、バイオマスのリファインとして、プラスチック成型品の製造も行った。また、未利用の食材や農業での規格外品を、食品や飼料へと循環させる仕組みも開発している。いま、人間の健康に資する素材に着目しているが、新参者なので当社だけの技術では、進行が遅いと感じていた。そこで東都大学様と組み、一緒に進めていきたいと、今回の協定締結となった」と連携協定の背景を述べた。東都大学側には、技術の理論づけや斬新な提案などに期待していると言う。
一方で、東都大学の吉岡俊生学長は、「 教育研究ができることは、本学としてもメリットがあり、議論研究だけでなく社会実装できるものを創っていきたい」と、実践的教育のさらなる進化と地域社会への貢献に期待を寄せた。また、「パイロットベースのものは大学でも制作できるが、量産ベースや第二次開発となると企業の力が必要」と話し、双方のメリットが重なったようだ。
なお、東都大学との主な研究窓口は次世代の健康支援を担うゼネラリストを育てる同大学・健康科学学科が担う。
