【インタビュー】小柳ペイント 小柳 隆社長

小柳ペイント代表取締役社長 小柳 隆氏
1951年(昭和26年)の創業以来、車両や建築、工業用塗料の販売を幅広く展開し、地域の発展を支え続けてきた小柳ペイント(神奈川)。5地域に拠点を構え、各支店の強みを活かした地域密着の営業を展開している。緊迫する中東情勢の激動の市場環境下で同社が描く現状の課題、今後の攻勢への展望を小柳隆社長に聞いた。
確かな情報提供による販売
―創業の歩みと、現在の事業展開についてお聞かせください。
当社は昭和26年、私の父が東京・五反田の塗料店での丁稚奉公を経て独立したことから始まりました。当時は自転車で納品に回っていたと聞いています。現在は車両、建築、工業の3分野をバランスよく手がけて販売展開しています。本社を含め5地域にある営業所は、それぞれ地域特性に応じた強みを持っています。例えば横浜営業所は、もともと新羽などの周辺地域に工業塗装が多かった背景から、現在も工業用分野に強みを発揮しています。
―昨今の中東情勢の影響は、貴社にどのような影響を与えていますか。
業績は3、4月こそ前年度増と好調でしたが、5月は商品が入ってこない状況もあり、売上が減少しました。特に車両用の下塗り材やサフェーサー、クリヤーなどの供給が不安定です。さらに、ガムテープや布・紙のテープ類といった副資材も不足しています。日本の高温多湿な風土では、のり残りしない国内製造のテープが不可欠で、輸入品では代替できません。こうした部分に日本の技術力を改めて感じています。
また、東北エリアは雪の関係でトタン屋根が多く塗装頻度も高いため、この春に需要期を迎えます。下塗り材の不足が直撃し、専門業者の仕事が滞る事態も起きました。春先はメーカーに問い合わせても納期が不明確のため、こちらの注文がキャンセルとなり、商品供給が非常に厳しい状況でした。
―こうした逆風のなか、今後の展開や戦略についてはどうお考えですか。
次代を見据え、若い人材の採用と新規活動を積極的に行っていきます。昨年は営業職の男女を含め4人を採用しました。今後も継続します。市場全体として車両分野はシュリンク傾向ですが、当社では安定しており、シェアを拡大することでまだまだ伸ばせると確信しています。単に製品を安く販売するのではなく、我々が確かな情報を提供して販売を行うことで、お客様と一緒に成長していきたいと考えています。
―ありがとうございました。
小柳隆社長:趣味:ゴルフ 座右の銘:実るほど頭が下がる稲穂かな 好きな色:グリーン系
