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関西ペイント 、石狩市と供給協定を締結

関西ペイントは、北海道石狩市と、「災害時における応急生活物資の供給に関する協定」を9月2日に締結した。

石狩市での締結式の様子


同社はこの協定により、漆喰塗料技術を生かした抗菌・抗ウイルス防災用組み立て式段ボール3製品を、緊急時には速やかに石狩市に供給することとなる。
 
本協定は、石狩市と関西ペイントが、災害時に相互に協力して地域の人々の生活の安定を図るために、生活物資の供給協力について定めたもの。

石狩市は、北海道胆振東部地震などさまざまな大規模災害を経験しており、今後の災害発生に備え、地元企業各社と災害応援協定の締結を進めている。関西ペイントの販売子会社である関西ペイント販売の北海道販売部は石狩市にあり、今回石狩市に所在する企業として地域に貢献するべく、災害発生時に避難所へ設置する「抗菌・抗ウイルス段ボール製簡易トイレⓇ」、「抗菌・抗ウイルス段ボール製パーテーションⓇ」、「抗菌・抗ウイルス段ボール製ベッドⓇ」の3製品について供給することとなった。
 
同社が自治体と災害関連の協定を締結するのは今回が初めて。石狩市と関西ペイントは、緊急時だけでなく平常時から相互の連絡体制および物資の供給について意見交換を行い、災害時において円滑な協力が図れるように備えていく。また同社では本締結を期に、事業を展開するそれぞれの地域で防災や災害への取組みを進め、有事の際において地域の人々が避難生活を安心して送れるように貢献していくとしている。
 
石狩市役所総務部危機対策課では、今回協定を締結した関西ペイントの防災用組み立て式段ボール製品について「災害発生時に避難所ですぐに使用できるもので、製品はとてもコンパクトで軽量、かつ耐久性があり5年の期待備蓄年数があること、さらに漆喰により感染症対策としても有効であることに大きな魅力を感じている」と話している。