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【決算】菊水化学工業、売上増で利益大きく伸長

菊水化学工業(今井田広幸社長)は8月9日、2025年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2・3%増の54億6500万円、営業利益は同46・0%増の1億2600万円、経常利益は同44・0%増の1億7400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同36・2%増の1億400万円であった。
 
同期においては、製品価格および運送費の改定を行い、建築用塗料、仕上塗材及び下塗材・下地調整塗材の需要が多い改修市場を中心に、6つのソリューションとしてアスベスト対策を含む「環境対策」、遮熱・断熱塗料による「省エネ対策」、打放しコンクリートの「美観回復」、外壁タイルの「剥落対策」、コンクリート構造物の「機能回復」、内壁・地下ピットの「漏水対策」など、建物や構造物の困り事を解決する製品の開発・普及・拡販に取り組んだ。工事においても、6つのソリューションを基に戸建住宅、非住宅などの多様なニーズに対し、継続して安全・品質・コンプライアンスの充実に努め、さらに強固な施工管理体制の構築に取り組んだ。