【決算】オリジン、売上・利益ともに減収
オリジン(稲葉英樹社長)は5月12日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比6・7%減の268億7700万円、営業損失は9億4300万円(前期は営業損失2億4600万円)、経常損失は3億8400万円(前期は営業利益2億800万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は22億2千万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失8300万円)となった。
セグメント別の業績は、エレクトロニクス事業は、通信用電源の更新需要が堅調に推移したが、半導体製造装置用電源における顧客の設備投資抑制の継続や、医療用電源の需要減少の影響を受けた。加えて、モビリティ関連における可搬型EV充放電器について、補助金活用による需要喚起に努めたものの、当初の売上想定を下回ったことなどから、事業全体として減収となった。その結果、売上高は同10・4%減の67億2200万円、セグメント損失は1億3400万円(前期はセグメント利益8億3900万円)となった。
メカトロニクス事業は、ギ酸還元真空リフロー炉(VSM)が中国における市況低迷の影響を受け、当初の売上想定を下回った。その結果、売上高は同37・6%減の7億3900万円、セグメント損失は6億3千万円(前期はセグメント損失7億6900万円)となった。
ケミトロニクス事業は、主力のモビリティ関連で顧客の生産計画下方修正に伴う減産の影響を受けたが、国内市場でのシェア拡大に努め、さらに海外拠点および化粧品関連が好調に推移した。その結果、売上高は同2・8%増の103億5900万円、セグメント利益は同41・1%増の9億1500万円となった。
コンポーネント事業は、モビリティ関連が採用車種拡大により伸長し、レジャー関連も堅調に推移し設備関連でも期末にかけて受注が急増し前期実績を上回った。一方で、金融機器関連が低調に推移したことに加え、主力の事務機器関連は、受注に復調の兆しが見られるものの、通期では前期実績を大きく下回った。その結果、売上高は同6・0%減の78億1300万円、セグメント利益は同14・0%減の8億4300万円となった。
その他(半導体デバイス事業)は、一部半導体製品の生産終了に伴う最終受注による売上貢献が減少。さらに産業機器関連が半導体設備投資抑制の影響を受け減収となった。その結果、売上高は同27・8%減の12億4300万円、セグメント損失は1億8200万円となった。
2027年3月期の通期業績予想は、売上高は同4・2%増の280億円、営業利益は2億円、経常利益は5億5千万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1億円を見込む。

